桑原プロジェクト研究
「名古屋を盛り上げよう! ~なごやめ市革命~」

 桑原プロジェクト研究では、行政学の基礎を習得した後、様々な分野へ興味関心の輪を広げます。その興味関心を持った分野の中から3年の始めプロジェクト研究報告会のテーマを選定します。私たちの学年は「観光」をテーマとして選定しました。

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 観光には魅力ある地域の創造や広範囲に渡る経済波及効果といった街を元気にする力があります。また、豊かな生活の実現や名誉ある地位の確立といった人が生きていく上でも重要な役割を担います。こういった観光に対して、私たちはまだまだ発展の可能性があるのではないかと思い、調べ始めたことがテーマとするキッカケでした。

 調べてみると、政府では平成19年に観光立国推進基本法を施行、愛知県ではあいち観光戦略の策定や平成27年に観光局を設立するなど国、地方に関わらず観光が重要な政策の柱となっている現状がありました。この現状に対し、私たち学生の力を用いた政策を考えることはできないかと3年全体で意識共有できたことが、観光をテーマとした最大の要因です。

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 私たちはなごやめしを用いて名古屋観光を盛り上げようと考え、2つの政策を提案しました。1つ目の「なごやめ市民増食計画」は、なごやめしに愛着を持っている人たちに「なごやめ市民」となってもらい、名古屋観光で割引などを受けられるクーポンをメールマガジンで配信する政策です。

 2つ目は、歴史的要素を取り入れた「なごやめし手形&今昔うみゃっぷ」です。「なごやめし手形」は、名古屋観光をする中でなごやめしを食べると、様々な特典が受けられるスタンプラリー、「今昔うみゃっぷ」はなごやめし専門店を掲載した現在の地図と昔の名古屋の地図を組み合わせたものです。以上の2つの政策は、なごやめしから名古屋観光にPR効果を波及させていくものとなっています。

 観光というテーマ、課題に対する政策提案を形にしていくまでは、なかなか方向性が決まらず、何度も行き詰まり、先が見えない日々が続きました。しかし、諦めることなくプロジェクト研究のメンバー全員で毎日のように話し合い、納得のいくまで議論を重ねました。心が折れそうになっても頑張ろうと思えたのは、先生や先輩方からアドバイスをたくさん頂き、支えてくださったことや、プロジェクト研究の仲間たちと楽しみながら研究を進めることができたからだと思います。

 その結果、3年間のゼミ活動の集大成であるプロジェクト研究報告会の本選に出場でき、精一杯の報告をすることができ、とても良い経験になりました。ありがとうございました。

(総合政策学部3年 井藤 伸、白井 友梨、土本 真由)

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2016/04/08

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