法学部京ゼミが常葉大学法学部と合同ゼミ
地方を巡る問題について4テーマに分かれ研究発表

 私たち法学部京ゼミ3年生は、2月2~3日に中京大学名古屋キャンパスにて、常葉大学法学部・林ゼミ3年生と合同ゼミを行いました。この合同ゼミは、京ゼミと林ゼミが「『地方』をめぐる問題」という共通のテーマで研究してきた成果を発表する場です。

 それぞれのゼミで「地域交通」、「地方は消滅するのか?」、「商店街の再生」、「コミュニティの再生」という4つの分野で班を分け、同じテーマに取り組む班同士が当日分科会を構成して議論し、それに基づいて全体会での発表を行いました。

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分科会のようす(「地方は消滅するのか?」班) 分科会のようす(「コミュニティの再生」班)

 

 課題には10月頃から取り組み始め、各分野における文献の要約をプレゼンしていきながら、合同ゼミに向けて研究を進めていくとともに自分たちのプレゼン能力向上を図り、準備をしてきました。

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分科会のようす(「地域交通」班)

 私の班は「地域交通」に取り組みました。どうすれば廃線の危機にある地方鉄道が救えるのか、再生していくのか、という問いに対し、文献を読み進めながら自分たちなりの答えを考えていきました。私たちの結論として、「交通まちづくり」を主とした地方鉄道の再生を提案しました。しかし、各地方で地理的状況や交通事情も異なり、なかなか共通した1つの答えを考えていくのは困難でした。まだ勉強不足の点もあるので、今回の反省を来年度以降の研究に活かせるといいなと考えています。

 分野ごとで分かれた分科会では約4時間しか時間がなく、意見を集約し発表する準備を行うことに各班苦労していた様子でしたが、とても有意義な時間を過ごすことができました。全体会での発表で、京先生、林先生、京ゼミ2年生による審査の結果1位に輝いたのは、「商店街の再生」について取り組んだ班でした。

 今回の合同ゼミでは「地方」という大きなテーマを4つの分野の視点から考えましたが、すべての分野で関連性があり、大きな視野をもって取り組まねばならない課題であると思いました。発表を踏まえて、まだまだ改善していくべき点や新たな考え方も発見することができました。昨年6月に行った合同ゼミに比べ、さらに政治学・行政学を学んでいく上での視野を広げることができ、来年度のゼミ活動に繋がる成長ができた合同ゼミであったと思います。

(法学部3年京ゼミ 村瀬 徳文)

2016/02/08

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