大山淳子「雪猫」

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 私は、司書課程で図書館サービス概論という講義を受講しています。

 図書館サービス概論は、図書館の行うサービスを学び、そこに通じている原理を理解することを目的とした講義です。図書館のサービスには本の貸出だけでなく様々なものがありますが、本講義ではその解説に止まらず、それを活用できるような学んでいます。

 そういった学習の中で今回わたしたちが取り組んだのが、オススメの本をポスターで紹介するというものです。まず、本を紹介する活動としてビブリオバトルというものがあります。ビブリオバトルは参加者がオススメの本を5分間で紹介し、どの本が一番読みたくなったかを投票で競います。それに倣い、今回わたしたちも作成したポスターを投票で競いました。つまり、ポスター版ビブリオバトルです。

 ポスター作りでは、本の雰囲気をどう表現するかに頭を悩ませました。ポスターの雰囲気から本の世界観を感じて頂いて、あらすじや紹介文から読みたいという気持ちまでポスター見る方を連れていけたら、と思ったからです。作ってみて意外だったのは、自分の好きな本を誰かに紹介するということが予想以上に楽しいことだということです。自分の紹介で誰かがこの本を読んでくれかもしれない、と思ったらとてもわくわくしました。

 そのため、ポスターを展示して頂いたことはとても嬉しかったです。私たちのポスターを見た方が、少しでも勧めた本を読みたいと思って頂けたら幸いです。また、言葉で薦めるのではなく視覚から薦めることができるポスターは、本をあまり読まれない方にも興味を持って頂きやすいかなと思います。今回のわたしたちの活動が、一人でも多くの方の素敵な読書ライフに貢献できることを願っています。

(心理学部心理学科2年 藤原愛)

2016/01/06

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