工学部の橋本・加納・清水研究室があいちITSワールドでロボット企画展
レスキューロボットや赤ちゃんロボットについて解説

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あいちITSワールドに出店した中京大学ブース 来場者に操縦の説明をする学生

 

 工学部機械システム工学科の3研究室(橋本・加納・清水研究室)は、11月20~23日まで、ポートメッセ名古屋で開かれた「あいちITSワールド2015」で「ロボット企画展」の展示をしました。あいちITSワールド2015は、隔年開催の「名古屋モーターショー2015」併設企画です。

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橋本研究室
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加納研究室

 各研究室から、毎日3人の学生が展示解説員として、工学部と研究成果のアピールをしました。研究の特徴を、一般の人にわかりやすく、また必要に応じて専門的な知識を交えて解説しました。

 今回の展示内容です。

 橋本研究室:画像処理応用技術として「高度な画像処理技術でレゴマインドストームを制御する」の動態展示

 加納研究室:高齢者医療支援用赤ちゃんロボット「スマイビ」の動態展示

 清水研究室:小型レスキューロボット 静的展示とシミュレーション操縦体験による動態展示

 中京大学ブースをの来場者数は、平日の金曜日で40人程度、土曜日の午前中は約30人で、3日間で約250人が訪れました。ほとんどの方は中京大学をすでにご存知でしたが、さらに工学部の存在をしっかりご記憶いただけたと感じました。

 

 私たち清水研究室は、モーターショーでゼミで製作したレスキューロボットを展示し、シミュレーションを用いてロボットの操作を来場者に体験してもらいました。

 来場者には、私たちが取り組んでいる小型のレスキューロボットについて説明を行いました。小型であることのメリットは、災害時に、倒壊家屋など人が立ち入ることが出来ない場所に入ることができ、複数の小型ロボットを投入してより広範囲の捜索ができることなどが挙げられます。

 大勢の人の前に出て話すことは難しいと感じましたが、話が伝わる喜びを感じることができました。また、レスキューロボットの改善策を来場者から聞くこともでき、来年3月に行われるロボカップにおいてのロボット作りの参考にもなりました。

(工学部3年 古屋拓樹)

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清水研究室

 私たちは、レスキューロボットとフィールド(レンブロック)、研究室での活動内容をまとめたポスター、ドローンシミュレータ(体験あり)を展示しました。

 まず、レスキューロボットとはどのようなもので、どんな能力が必要とされるのか、といったことを知ってもらい、それを踏まえて清水研究室でのロボットの特徴(小型、移動機構等)を説明しながら実機を見てもらいました。

 次に、レスキューロボットの開発や訓練にはシミュレータを用いることが非常に有用であり、清水研究室でも近年力をいれていることを説明しました。その際にドローンのシミュレータを実際に動かしてもらうことで、楽しんでもらいながら、研究室での活動を知ってもらうことが出来たと思います。

 こうしたイベント等で、人前で自分たちのやっていることを説明する機会があまりない為、展示に参加すること自体、非常に貴重な経験だと思いました。

 また、相手はレスキューロボットのことや研究室での活動を知らない人がほとんどなので、表現を工夫したり、人によって説明を変えたりと、臨機応変に対応する必要があることを改めて学べました。

(情報理工学部4年 渋川恭平)

2015/11/27

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