経営学部中村ゼミが産学連携で共同開発した2種類のパンを販売
「黄金のかぼちゃグラタンパン」と「ごろごろドライフルーツバー」

黄金のかぼちゃグラタンパン	商品を試作する中村ゼミ生

　10月28日（水）、29日（木）の両日、名古屋市緑区にある「緑のパン工場an_J（アンジェイ）」と私たち経営学部中村ゼミが共同開発した2種類のパン、「黄金のかぼちゃグラタンパン」と「ごろごろドライフルーツバー」を、中京大学名古屋キャンパスのプラザヴィー（生協購買部）の一部スペースをお借りして、お昼の休み時間限定で販売しました。

　昨年も先輩方がアンジェイとコラボパンを企画、販売しており、大変好評であったことから、今年度もプロジェクトが始動しました。

　私たちは女子学生を販売のターゲットに定め、女性が気にかけるワードをたくさん集めるところから始めました。その中から、「ダイエット」「カロリー」「期間限定」「おしゃれ」などの言葉に着目し、“ヘルシーな野菜を使ったパン”というコンセプトで90種類、“栄養が詰まっているドライフルーツやナッツを使ったパン”というコンセプトで40種類の商品提案をしました。それぞれコンセプト別に商品の検討を重ね、厳選して完成させたのが、上記の2種類のパンです。

ごろごろドライフルーツバー

　「黄金のかぼちゃグラタンパン」は、外はカリッとしたパイ生地、中は具だくさんのかぼちゃが入っており、秋の季節感が感じられるパンにしました。「ごろごろドライフルーツバー」は、手作りしたグラノーラがふんだんに入っており、小腹が空いたときに手軽に食べられるように棒状のパンにしました。

　商品の試作も体験することができました。具材の量や投入順序、生地を寝かせる時間によってパンの出来具合が変化することを実際に体験しながら話し合いました。試作の中で貴重なお話も伺いました。酪農家の方や配送業者の方がいるからこそ、パンの販売ができることをいつも忘れないようにしているそうです。私たちも周りで支えてくれる人たちへの感謝を忘れないようにしたいと思いました。

販売告知チラシ※クリックで大きくなります

　名古屋キャンパスでの販売では、曜日による学生数の違いを基に、販売個数を設定しました。価格についても、アンジェイの店頭での販売価格を参考に、利益やお釣りのことも考え自分たちで販売価格を決定しました。販売に先駆けてTwitterやブログなどで宣伝し、販売当日の朝には通学する学生にチラシを配り、周知徹底を図りました。その結果、たくさんの人が買いに来てくださいました。2日間で「黄金のかぼちゃグラタンパン」200個、「ごろごろドライフルーツバー」90個の合計290個を完売することができました。買ってくださったみなさんからは「美味しかった！」という声をかけていただき本当に嬉しかったです。

　4月から約半年かけて進めてきたプロジェクトを振り返って、一つの商品を作ることの大変さを知るとともに、商品を販売するまでには多くの方々の協力が必要であることを改めて感じました。この企画に関わってくれたすべての方に感謝します。

開発メンバー
浅野真菜、近藤夏美、谷口絢音、長瀬なの伽（リーダー）、濱口侑紀、松本朱以

（経営学部中村ゼミ2年　濱口侑紀）

名古屋キャンパスでパンを販売するプロジェクトメンバー