経営学部永石信ゼミの2人がスマホアプリ、児童預かりサービスをプレゼン
「ICT Mentor Platformビジネスプラン発表会」の10件に選ばれる

 10月29日、岐阜県大垣市にて「ICT Mentor Platform ビジネスプラン発表会」が開催されました。同イベントは、ベンチャー企業・起業家が、メンター(支援社・助言者)に対して、将来のビジネスプランを発表するものです。東海地区内から数多くの応募がある中、10件が発表者として選抜され、当日プレゼンテーションを行いました。

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プレゼンテーション発表者

 

 10件のうち2件が大学生応募から選ばれ、今回は、経営学部永石ゼミの2人がその2件を独占しました。同発表会の様子は地元のテレビ・新聞にも大きく取り上げられ、その中で、永石ゼミ生は「将来の東海地方のビジネスを担う存在」として高い評価を受けました。

 

【ビジネス名称】新スマートフォンアプリ“starry night” ~星降るまちへ~

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プレゼンする谷田さん

【ビジネスの概要】
 「都会でも美しい星が見られればいいのに」。そんな思いから、星降るまちをひろげるプロジェクトを始めました。星を見えなくする光害(不必要に明るい照明が、生態系などに悪影響を及ぼしている状態)はエネルギーの浪費をはらむ重大な環境問題であり、対策が必要とされています。当アプリでは、天文ファンが星を楽しみつつ光害を知ることができ、同時に自治体の光害対策を活性化させることで、星降るまちの実現を可能にしました。

【ビジネスのポイント、今後に活かしたい点】 
 これまであまり関心を向けられてこなかった「光害問題」。その“認知”だけではなく、対策の“実現”にこだわりました。そのため、プロジェクトに関わる天体ファンと自治体、それぞれが何を望んでいるのかを徹底的に分析し、それに応えられるものを意識しました。

 プロジェクトを通して、天体ファンの皆様はもちろん、自治体や環境団体の皆様、起業家の方々など、たくさんの人と出会うことができました。そしてありがたいことに、今でもそのご縁は続いており、提言や助言をいただいています。最初は、見ず知らずの人を巻き込むことに抵抗がありました。しかし、勇気をもって自分の考えをぶつけ、お話を伺うことで、思いもしなかった価値に気づくことができました。これからも、人とのご縁を大切にし、懐に飛び込む勇気を持つことで、より価値のあるものを世の中に提案できるよう努力していきます。

(経営学部永石ゼミ3年 谷田美沙希)

 

【ビジネス名称】「よるごはんクラブ~お弁当箱でつながる家族の笑顔~」

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プレゼンする山岸さん

【ビジネスの概要】
 
私の事業は、児童預かりサービスです。施設で児童たちと夜ご飯を一緒に作り、一緒に楽しくおいしく食べることを児童たちに学んでもらうものです。この事業の目的は、今日本中で社会問題となっている子供の孤食をなくすことです。みんなでご飯を楽しくおいしく作ること・食べることを家庭に子供発信で伝えてもらい、孤食に悩む人々を幸せにします。

【ビジネスのポイント、今後に活かしたい点】
 一番工夫したポイントは、いろんな人に自分の事業計画を聞いてもらい、意見・アドバイスをもらって、それらを事業計画に反映することです。私一人で考えるよりも、たくさんの方々の意見を取り入れることで、非常にいいプランができたと思います。

 今回の経験で得たものは、人との繋がりです。たくさんの方々とお話をして、自分の知らない世界を知ることができました。これはかけがえのないものです。私は、たくさんの方々と出会うこと、自分の考えを聞いてもらうこと、多くの意見を聞くことを、恐れることなく今後も続けていくことを決意しています。

(経営学部永石ゼミ2年 山岸朋香)

2015/11/19

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