スポーツ科学部生が海外スポーツトレーナー研修
アメリカで活躍するトレーナーの現状や知識学ぶ

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 2月25日から3月6日までの10日間、アメリカでの「海外スポーツトレーナー研修」に参加しました。研修地はカリフォルニア州のロサンゼルスとアリゾナ州のフェニックスです。研修内容は、現地でトレーナーとして活躍されている日本人の方の講義、トレーニングジム(EXOS, Fischer Institute)への訪問、大学施設(南カリフォルニア大学、アリゾナ州立大学)の見学、プロスポーツの観戦などでした。アメリカに来て視野を広げるとよくいいますが本当にその通りで、大学にいるだけでは経験できないことがたくさんありました。

 例えば、日本人のアスレティックトレーナーの方にはメジャーリーグベースボールのトレーナーの現状や肩周りのコンディショニングの知識など簡単には知ることのできないことを話していただきました。トレーニングジムEXOSではトップアスリートが行っているトレーニングメニューを実際に体験しました。ここで学んだメニューは、日本に帰ってからのラグビー部での学生トレーナー活動にすぐに生かせるものが多く、早速活用しています。大学見学では、学生アスリート専用の自習室を訪問するなど、現地の学生の生活を感じることもできました。プロスポーツの観戦にはNHL(アイスホッケー)とNBA(バスケットボール)に行きました。NBAの観戦の際には間近でウォームアップを見ることができました。本場のスポーツを観戦した時の興奮は今の私のモチベーションを支える大きな力となっています。

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 私が研修に参加した目的は、「アメリカのトレーナーの実際を知ること」「将来のプランを明確にすること」でした。講師の方は私たちの質問にも細かく答えてくださったので、トレーナーのリアルな状況を知ることができました。私は昔からアメリカで働きたいと漠然と夢見ていましたが、詳しいお話を伺って、私にはまだ足りないものが多くあると感じました。自分は本当にアメリカで働きたいのか、そのためには何が必要なのかなど、研修前より現実味のある将来設計ができるようになりました。一緒に行った友人の中には、アメリカでの活動を以前は全く考えていませんでしたが、この研修がきっかけでアメリカに大変興味を持ち、現在は留学に向けて準備を進めている人もいます。このように将来のビジョンが大きく変わったり、より鮮明になったりと、この研修を通して得られるものは参加者の数だけあるのではないかと感じました。

 今回の研修では友達が増えることはもちろん、今まで仲良くしていた友達ともより親密になれることも大きなメリットだと思いました。また、皆の前で講師の方に質問することや、文化や言語の違う人とコミュニケーションをとることで自然と積極性も身に付いたように感じます。このように知識だけでない思いがけない収穫もありました。これからこの研修に参加したいと考えている多くの方は海外に行くということで少なからず不安はあると思いますが、必要以上に心配することはないと感じました。宿泊先はとても綺麗で、セキュリティも良く確保されていました。また、研修中は日本人の通訳の方も同行してくれましたので特に不自由はありませんでした。

(スポーツ科学部スポーツ健康科学科2年 森嶋莉子)

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2015/05/11

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