総合政策学部「社会人基礎力講座ビジネス編」代表チーム(3年生3人)
「社会人基礎力育成グランプリ2015」全国大会で発表

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左から、宮川教授、浅沼夏奈さん、岡本泰輔さん、清水久瑠実さん 

 

 総合政策学部の代表チーム(3年生3名)が、社会人基礎力協議会主催、経済産業省共催の「社会人基礎力育成グランプリ2015」の中部大会で優秀賞を受賞し、2月26日に全国ベスト7入りして大会に出場した。 

 同グランプリは、大学生が学部やゼミなどで課題に取り組み、社会人に求められる能力をどれだけ伸ばしたかを競うもので、全国50の参加大学から選出された7チーム間で競われた。

 私達は社会人基礎力講座ビジネス編で8チーム49人が2つのプロジェクトに取り組みました。一つ目は、各チームが社会人基礎力の12の要素のうち向上させたい要素の一つを定めて改善していく社会人基礎力プロジェクトです。二つ目は地元お菓子処『菓宗庵』の新店舗豊田店開設に向けたビジネスプランを提案する産学連携プロジェクトです。

 春学期での提案に対し、審査員の方に評価をいただき、8月以降は受講者の代表3人で審査員の方からの批評を改善するとともに、プロジェクト全体を引き継ぎました。社会人基礎力育成グランプリでは、春学期の授業内容、引き継ぎ後の産学連携プロジェクトの内容、私達3人で課題を見つけ、改善方法、測定方法などを定めていった社会人基礎力プロジェクトの内容、プロジェクト全体の成果について発表しました。

 グランプリを通して私達が学んだことは、人に伝える難しさでした。今回、賞を授賞することが出来なかった大きな要因は、私達がどこまで苦労してプロジェクトを行ってきたのか、という部分が十分に伝わっていなかったことでした。いかに相手に理解して納得してもらえるのか、共感してもらえるのかという点において、まだまだ不十分なところだとわかりました。

 しかしながら、得たことはたくさんありました。3人という少人数だからこそのチームワークの良さがあり、情報共有もスムーズに行えました。一人一人が、学業、アルバイト、サークル、ゼミ活動などの忙しい中でも時間をつくり、プロジェクトを進めていくことが出来ました。また、全員がより良いものを提案したいという思いがあったので、話し合いにも熱が入りました。グランプリを通して結束がより強くなったと思います。

 今回のグランプリ出場では、他大学の方が行ってきたプロジェクト内容がとてもしっかりとしたベース、成果であり、今後の参考になるものだと感じました。全国という大きな舞台に立てたことで自分達の行ってきたプロジェクトに誇りを持って発表することができました。前回大賞を授賞された先輩方も直接応援に来てくださり、私達自身、緊張し過ぎることもなく落ち着いて発表することができ、多くの方に感謝しております。結果として、目標に掲げていた経済産業大臣賞は授賞出来なかったものの、私達の提案力、プレゼンテーション力、プログラム内容の精度を高く評価していただけたことは大変嬉しいことだと思いました。

(総合政策学部3年 浅沼 夏奈)

2015/03/30

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