経営学部中村ゼミが老舗和菓子店「不老園正光」と共同で商品開発
「彩り抹茶ぜんざい」と「メッセージ付き干菓子」を東別院てづくり朝市で販売

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 彩り抹茶ぜんざい

 経営学部中村ゼミ3年生14名は、名古屋市中区の老舗和菓子店「不老園正光」と共同で「彩り抹茶ぜんざい」と「メッセージ付き干菓子(ひがし)」を開発し、11月の東別院てづくり朝市(毎月28日開催)にて販売しました。   

 不老園正光は嘉永元年(1848年)創業で、現在17代目の女性職人が店を切り盛りしています。伝統の味を継承しつつ、現代風のアレンジにも意欲的なお店です。

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メッセージ付き干菓子

 「彩り抹茶ぜんざい」は、紅芋、かぼちゃ、トマトなどで色づけした米粉のお団子が入った抹茶味のぜんざいです。和菓子屋の上質なあんこを使い、お団子は色づけに使った紅芋などの味がほのかに感じられ、見た目にもこだわりました。「メッセージ付き干菓子」も、伝統的な干菓子に紅芋などで味を付け、袋には「ありがとう」「おつかれさま」などのメッセージを添えて贈り物にもできるという商品です。2つの商品を販売するまでには、1人100個のアイデア出しや、何回もの打ち合わせ、試食会の開催、POPやのぼり旗の制作など、周到な準備を行いました。

 販売当日は朝早くからゼミ生全員でお団子作りのお手伝いや販売ブースの準備をし、忙しくなってもすばやく回せるよう、自分のポジションの仕事を何度も確認しました。私たちが作った旗は遠くからもよく見え、寒い中でのぜんざいの湯気に、お客さんが続々と興味を示してくれました。

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 彩り抹茶ぜんざいを買ってくれたお客さんからは、「見た目がすごくかわいい」や「色とりどりできれい」、「甘すぎずとてもおいしかった」など、うれしいお言葉をたくさん頂き、とてもうれしかったです。途中、日が出てきて気温が上がり、ぜんざいの販売に少々苦戦しましたが、なんとか完売させることができました。メッセージ付き干菓子も、ぜんざいに惹かれて来てくれたお客さんが、メッセージを見て家族や友達など大切な人にあげようと買ってくださいました。 

 今回のプロジェクトは、和菓子の消費量が年々低下している現状分析を基に、伝統的な味や技法を多くの方々に知ってもらい、和菓子業界を盛り上げたいという私たちの思いから始まったものでした。企画書を作成して不老園正光に産学連携のお願いに上がり、お客様に喜んでもらえる商品を実現できたことは、貴重な経験となりました。

 2015年1月28日と2月28日の東別院てづくり朝市でも「彩り抹茶ぜんざい」を販売する予定です。皆様お誘い合わせの上、ぜひお越しください。お待ちしています。

(経営学部中村ゼミ3年、中谷美咲、神谷匠、太田百香)

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2014/12/22

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