法学部古川ゼミ生ら36名が漁業問題、米軍基地や日米関係について学ぶ
沖縄本島・八重山諸島でヒアリング調査

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 私たち古川ゼミでは、春学期に沖縄本島・八重山諸島に関する問題について学び、8月25日から9月2日に各自のテーマについて現地でのヒアリング調査を行いました。この調査には、2年生22名、3年生10名のゼミ生が参加しました(他に総合政策学部佐道ゼミ3年4名も参加)。その結果、教科書では知ることのできない、現地での状況を自分の目で見て感じることができました。例えば、八重山諸島では、与那国町長の外間守吉さんに与那国島の現状と課題、また八重山漁業協同組合長の上原亀一さんからは八重山諸島の漁業問題、さらに沖縄本島では在沖米国総領事のアルフレッド・マグルビーさんから米軍基地や日米関係についてお話を伺うなど、様々な視点から沖縄・八重山諸島を知ることが出来ました。

 尖閣諸島をテーマに研究していた私も、このヒアリング調査に参加しました。この調査ではテーマに即した意見や課題に加えて、現地に行くことにより、先入観にとらわれない広い視野から物事を見て判断する大切さを学ぶことができました。私のテーマについても、教科書やメディア等から得られる知識と、現地で得られる知識は全く違ったものであり、直接訪れることによって見方や考え方が変わり、改めてテーマについて考える機会となりました。他にも、普天間基地移設問題で話題にあがった辺野古では、最近ではメディアで直接報道される機会が少なくなったものの、今なお根強い反対運動があるという現状を目の当たりにして大変驚きました。この調査を通じて、より深く沖縄本島・八重山諸島をめぐる諸問題について知ることができました。今後はこれらの問題についてもっと多くの人に知っていただくよう調査を続け、活動していきたいです。

(法学部2年 田中 有美)

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2014/12/01

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