総合政策学部桑原プロジェクト研究が子育て政策を提案し市長賞
政策立案コンテスト「未来松阪市」で30年後の松阪市考える

授賞式1.jpg

「桑原プロジェクト研究」チームメンバーと山中光茂・松阪市長(右端) 

 三重県松阪市で開催された政策立案コンテスト「未来松阪市」に、総合政策学部桑原プロジェクト研究(指導教員:桑原英明教授)の4年生から5名が参加しました。未来松阪市は、「もし自分が松阪市長だったら」をテーマに、松阪市の30年後のビジョンとそれを実現させるための重点政策および予算を提案する自治体政策デザインコンテストです。中・高生から現役公務員の社会人まで県内外から9チームが参加し、決勝コンテストの発表を経て、「桑原プロジェクト研究」チームが市長賞を受賞しました。

 私達が掲げた松阪市の30年後のビジョンは、「AMAZING IN まつさか!! ~すべては子ども達の未来のために~」です。30年後という未来を見据え、松阪市が「子育て日本一のまち、子どもを大切にするまち」になるというビジョンを掲げています。キャリア教育実践の場である「まつさかキッズランド」、主に小学生以下の子どもと母親達が交流できる「松阪市子どもの国」、そして子育て支援のNPOを助成する「まつさか子育て基金」という3つの政策を発表しました。

重点政策1.jpg

 今回のコンテストに取り組むにあたり、最も苦労したことは、30年後という未来を見据え、本当に必要とされる今から始めなければならない政策とは何かを考えることでした。自分達の政策が30年後必要とされているのか、その実現可能性はあるのかを知るため、私達は類似事例の研究や、その成果を調べなおし、市への電話調査を行いました。そして、自分達の政策は必要であると改めて感じました。

 10月12日(日)に行われた「未来松阪市」政策立案コンテストの決勝では、審査員である山中市長に評価して頂き、市長賞を頂きました。しかし、私達の政策に対して、予算や立地の選定等、細部の詰めが甘いという御指摘を頂きました。このコンテストを通して、未来を見据えたテーマ設定と、政策立案の難しさを改めて実感しましたが、社会人一歩手前の私達が、社会に出る前にこのような貴重な経験をさせて頂き良かったと思います。また、この経験を社会人となった時、それぞれの職場で活かしていきたいと思います。

(総合政策学部 桑原プロジェクト研究4年 竹島裕也)

2014/10/29

  • 記事を共有