総合政策学部市島プロジェクト研究の学生が美濃加茂市役所に政策提案
自主財源確保に関する報告会を行う

美濃加茂市役所に政策提案 美濃加茂市役所に政策提案

 

 総合政策学部市島プロジェクト研究2年生4人(飯嶋桃子・海老原悠太・澤田有輝・谷知樹)が2月25日、地方自治体の自主財源の確保を目的とした「自主財源確保に関する政策提案報告会」が美濃加茂市役所で開催し、美濃加茂市役所経営企画部に対して自主財源確保策についての政策提案を行いました。

 市島プロジェクト研究は昨年に美濃加茂市経営企画部と地域連携協定を締結し、自主財源確保策に関する調査・研究を行ってきました。

 まず、研究の導入として、全国の全ての市を対象にどのような自主財源の確保策を行っているのかをアンケート調査し、その中から美濃加茂市で行われていない政策をピックアップし、各自テーマを絞ってさらに調査・研究を深めていきました。

 そして、
「市有財産の有効活用 —剪定枝粉砕機の無償貸出—」(飯嶋 桃子)
「新たな会議スタイル —タブレット導入によるペーパーレス会議—」(海老原 悠太)
「積極的な基金運用 —財政調整基金の債券運用—」(澤田 有輝)
「広告掲載事業 —新たな広告媒体—」(谷 知樹)
という4つの提案を行いました。

 美濃加茂市職員の方からは、「どの政策も素晴らしい点もあるが、今一歩詰めが甘いところがある。特に人件費のところをもっと詳細に示してほしい」というご意見をいただきました。私たちは、春学期に愛知県選挙管理委員会から臨時啓発事業というテーマをいただき、同様に調査・研究を行ってきました。しかし、今回の自主財源の確保策は美濃加茂市の職員の方から、「1円でも利益を生むことができるのであれば、積極的に提案内容を導入したい」と、愛知県選挙管理委員会に提案した際よりもさらに具体性と実現可能性が求められていることを実感しました。しかし、人件費の部分は非常に曖昧なところがあり、しっかり明記することが難しく、非常に難しい課題だと感じました。美濃加茂市職員の方のご意見を課題としてしっかり意識し、再度、ヒアリング調査・分析を行った。美濃加茂市に提出した最終報告書ではより具体的で実現可能性のある提案を行うことができました。

 今回の報告会は一人一提案であったため、非常に厳しいものでした。しかし、この一年、様々なことを経験し、それを一つ一つ乗り越えてきました。まだまだ至らない部分も多々ある提案ではありましたが、こうして報告会を無事終えることができ、達成感に満ちあふれています。

 3年生となり、いよいよプロジェクト研究報告会を控える年です。今回学んだ様々なことをプロジェクト研究の集大成であるプロジェクト研究報告会に活かせていければ良いと感じました。

(総合政策学部3年 海老原 悠太)

美濃加茂市役所に政策提案 美濃加茂市役所に政策提案

「市有財産の有効活用 —剪定枝粉砕機の無償貸出—」(飯嶋 桃子)

「新たな会議スタイル —タブレット導入によるペーパーレス会議—」
(海老原 悠太)

美濃加茂市役所に政策提案 美濃加茂市役所に政策提案
「積極的な基金運用 —財政調整基金の債券運用—」(澤田 有輝) 「広告掲載事業 —新たな広告媒体—」(谷 知樹)

2014/07/03

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