文学部日本文学科・歴史文化学科、新入生オリエンテーションで彦根・安土へ
文学・歴史への知識や関心を深め、当時の光景や文化に思いを馳せる

文学部日本文学科・歴史文化学科、新入生オリエンテーション 文学部日本文学科・歴史文化学科、新入生オリエンテーション

 

文学部日本文学科・歴史文化学科、新入生オリエンテーション

 文学部日本文学科と今年4月に新たに開設した歴史文化学科は、4月12日、新入生オリエンテーションとして、合同で文学と歴史の旧跡を巡るバス旅行を行いました。この旅行は文学作品や歴史にゆかりある地を訪れ、当時の光景や文化に思いを馳せることで、文学・歴史への知識や関心を深めることを目的としています。また、新入生同士の交流を深めることも目的のひとつです。参加したのは日本文学科と歴史文化学科の新入生145名と上級生8名。日本文学科並びに歴史文化学科の先生13名の引率の下、今回のオリエンテーションでは、彦根、安土周辺の見学地を巡りました。

文学部日本文学科・歴史文化学科、新入生オリエンテーション

 はじめに訪れたのは、ゆるキャラ「ひこにゃん」や国宝の天守閣でおなじみの彦根城です。天候に恵まれた晴天の中、琵琶湖の見える壮大な景色を眺めながら、満開の桜の下で城内の散策を楽しみました。彦根城博物館では、彦根藩主・井伊家伝来の大名家資料が展示され、能舞台や復元された表御殿を見ることができました。また、国宝「彦根屏風」が特別公開されており、貴重な近世初期の風俗画を見ることができました。この屏風は六曲一隻の中に、人物描写や衣装の紋様等を優れた技法を駆使して描いており、当時の耽美的な雰囲気が伝わる魅力的な作品でした。企画展として彦根藩士の甲冑も展示されていました。武具を朱色で統一した「赤備え」の甲冑等、個性豊かな甲冑を見物することができました。両学科の新入生たちは、しおりを片手に熱心に解説を読みこんでいました。

 途中、お昼休憩では名物近江牛のすき焼きを食べました。大いに盛り上がり楽しい食事になりました。

文学部日本文学科・歴史文化学科、新入生オリエンテーション

 次に訪れた安土城考古博物館では、土器等の考古資料や安土城についての研究成果が公開されていました。織田信長に関する資料も充実していて、信長の生きた時代や城郭発掘の様子を知ることができました。

 配布されたしおりは先生方の作成によるものですが、見学地に関わる文学作品・場所等の詳しい解説が記されていて、文学・歴史への興味関心が一層増しました。移動するバスの中では自己紹介などのレクリエーションを行いました。新入生も終始リラックスし、楽しみながらお互いの交流を深めることができたと思います。このオリエンテーションをきっかけに、新入生がさらに文学や歴史に関心をもち、先生方や仲間と共に充実した大学生活を送ることが出来るよう願っています。

(オリエンテーションスタッフ・文学部日本文学科3年 錦織和人)

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2014/05/09

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