経営学部中村ゼミが海鮮丼屋とコラボ丼を企画、販売
秋の季節を感じる「紅葉(こうよう)丼」、大人気漫画『進撃の巨人』モチーフに「進撃の巨丼」

経営学部中村ゼミ 紅葉(こうよう)丼

 

 

 私たち経営学部中村ゼミは、地下鉄塩釜口駅近くの海鮮丼屋「丼いなはん」と2種類のコラボ丼を企画・開発し、2013年11月1日から1ヵ月の期間限定で販売しました。「紅葉丼」と「進撃の巨丼」の2種類です。昨年度(2013年1月)、先輩方が行ったプロジェクトを引き継ぐ形で第二弾のコラボ企画として実施しました。

 「紅葉(こうよう)丼」は、秋の食材のさわら、炙りサーモン、ホタテ、ジャガイモ、きのこなどをふんだんに使用し、味覚的にも視覚的にも秋の季節を感じる丼として、幅広い年齢層の方を対象に開発しました。もみじの葉は、販売期間中、ゼミ生が採集し供給しました。

進撃の巨丼

 「進撃の巨丼」は、大人気漫画『進撃の巨人』をモチーフとした丼です。丼の中身は壁(ライスペーパー)で覆われていて、巨人になった気分で壁を崩して食べていただきます。中身はネギトロ、マグロやイカなどの漬けの上に温泉卵と人型のはんぺんを配置しました。

 プロジェクトは最初どんな丼にするかを考えるところから始めました。人気の食材や味付けについてアンケート調査を行ったり、客層を確認するためにお店にも頻繁に通ったりしました。それを基にゼミ生1人ひとりが丼のアイデアを1人100個以上出し、それらを持ち寄って議論して1つに決定しようとしました。しかし、何回か打ち合わせや試食会を行う中で、昨年度先輩方が販売した「彩(いろどり)丼」のような見た目も鮮やかな丼を作りたいという思いがある一方で、少し挑戦的なおもしろい丼を作ってはどうだろうかという思いも膨らんできました。店長さんは、そんな私たちのよくばりな提案に対して、「やってみよう!」といってくださいました。

 2種類の丼を開発するに当たって、丼ごとにチームを編成し開発体制を整えました。ポスターやチラシ、ボードなどの販促物は授業後、ゼミ生で集まり制作し、Twitter上では準備の様子や販売までのカウントダウンを情報発信しました。販促はすべてゼミ生の手作りで運営しました。

 販売初日には、プロジェクトメンバーと中村先生で私たちが考えた丼を食べに行きました。お客さんは果たして注文してくれるのか、店内でどきどきしながら食事をしていましたが、進撃の巨丼と紅葉丼の注文が入ったときは本当に感激しました。1ヵ月の販売期間中、Twitter上に写真と共に「おいしかった」と投稿してくれる人や、店内のアンケート用紙に「進撃の巨丼の壁を壊しながら食べるという発想に驚いた」と書いてくれる人がいて、お客様の反応がとても嬉しかったです。
 
 今回のプロジェクトを通して、自分たちのアイデアを形にすることの難しさや喜びをたくさん味わうことができました。また2年生と3年生の合同プロジェクトであった点も貴重な経験となりました。今回のプロジェクト学習で学んだ成果を今後の学生生活に生かすと共に、ゼミの後輩たちにも伝えていきたいと思います。

(経営学部3年 杉浦 遥 、2年 中原 穂奈美)

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中村ゼミ活動日記もご覧ください。

2014/01/14

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