◆最優秀賞 ◆政策立案能力
報告テーマ:「産学連携による社会貢献~Transferable Skillsを身に着けよう!~」
研究室名:宮川プロジェクト研究 報告者:後藤美咲、田黒喬子、田島里奈、水川太志、武藤春香

宮川プロジェクト研究

 

 宮川プロジェクト研究では、2年次に経営学の基本理論と実践的マネジメント手法を学びます。これらの知識やスキルを社会で活かす、つまりTransferable skills(移転可能スキル)を身につけることを目標に、3年次は八事に本店を構える老舗菓子店、株式会社菓宗庵と産学連携プロジェクトを行いました。

 また、このプロジェクトは岩手大学から東北復興支援事業の連携要請があったことから、被災地で採れるオニグルミを使用したお菓子の商品開発をしました。復興支援の協力をするとともに、菓宗庵周辺の八事の地域貢献にも取り組み、社会貢献を行いました。「冷えてきた復興支援を愛知県発の復興支援品によってもう一度温める」というコンセプトのもとに、マーケティングマネジメントの分析手法を活用し、企画、広報・営業の二手に分かれ、企画から販売までを携わりました。

 この半年間、様々な壁にぶつかりました。商品が販売されるまで、何度も却下され、改善を繰り返しました。時には、メンバー同士で意見がぶつかることもありました。それでも乗り越えられたのは、ゼミ生が同じベクトルに向かい、必死に取り組んだからだと思います。このプロジェクトにおいて、CDGM活動を通し、チームで学んだ理論の実践を行っていく中で、一人一人が役割を認識し、主体的に行動できるようになりました。また、東北の方々から喜びの声を聞き、とても嬉しく思うとともに、達成感を感じました。

 伝えたいことが多く、活動内容をどう簡潔にわかりやすく報告するか悩みましたが、改善を繰り返し、私たちの想いを伝えられる発表をすることができました。その結果、私たちの活動が最優秀賞という形で評価され大変嬉しく思います。この賞が取れたのは、助言してくださった先輩方、応援してくれた後輩のおかげです。そして何より、ここまで導いてくださった宮川先生にはとても感謝しています。また、最後になりますが、協力してくださった株式会社菓宗庵様、岩手大学をはじめとする被災地の方々に厚く御礼申し上げます。

(報告者:後藤美咲、田黒喬子、田島里奈、水川太志、武藤春香)

 

宮川プロジェクト研究

 

2014/01/08

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