総合政策学部の桑原プロジェクト研究チームが最優秀賞
松阪市30年後のビジョン「MADE IN まつさか!! ~世界を翔る松阪のモノとヒト~」

桑原プロジェクト研究「A5star」チーム

 

 三重県松阪市で開催された政策立案コンテスト「未来松阪市」に、総合政策学部桑原プロジェクト研究(指導教員:桑原英明教授)の4年生から2チームが参加しました。未来松阪市は、「もし自分が松阪市長だったら」をテーマに、松阪市の30年後のビジョンとそれを実現させるための重点政策および予算を提案する自治体政策デザインコンテストです。中学生から現役公務員の社会人まで県内外から10チームが参加し、決勝コンテストの発表を経て、市民の方々の投票の結果、桑原プロジェクト研究「A5star」チームが最優秀賞を受賞しました。

未来松阪市

 私達が掲げた松阪市の30年後のビジョンは、「MADE IN まつさか!! ~世界を翔る松阪のモノとヒト~」です。基準を満たす松阪市のモノとヒトを「MADE IN まつさか」という地域ブランドに認定し、ブランドロゴマーク使用を認め、世界中に発信していきます。それと共に、松阪市の若者を対象に「名産品開発コンテスト」を開催し、キャリア教育の実践の場を提供します。このように、松阪の産業振興と人材育成を一体で行う「MADE IN まつさか」を市役所内に新たに創設し、松阪市全体を元気にしていく政策を発表しました。

 政策を考えるにあたり最も苦労したのは、山中光茂市長の「若者らしく夢があり、松阪ならではの政策にしてほしい」というお言葉をいかにして実現するかでした。自分達の政策が本当に松阪市で行うべきことなのか、松阪市の実情を知るため、市や商工会議所のホームページや総合計画等を熟読し、松阪市役所の方に何度も伺いました。その結果、松阪市の発展のためには、松阪市のモノとヒト両方の成長が必要であると考えました。

 12月15日に行われた未来松阪市の決勝では、参加10チームがそれぞれの政策を発表し、VR(バーチャルリアリティ)を活用した観光整備の提案など完成度の非常に高いチームばかりでしたが、最優秀賞という素晴らしい賞を頂くことができたことを、とても嬉しく思います。また、山中市長から「MADE INまつさかの来年度からの導入を実際に検討したい」とのコメントをいただき、本当に夢のようで、未来松阪市に参加して良かったと心から感じました。未来松阪市に参加することで、若者であっても市の行政に参画することができるということを実感し、今後は私達が社会人となった際にも、積極的に自治体や社会に関わっていきたいと思いました。

(総合政策学部4年 松尾 匠平)

2014/01/06

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