経営学部「海外ビジネス研修」に参加して(経営学部2年・冨田 真さん)
オーストラリアの南クイーンズランド大学で語学とアクティビティ

プレゼンする富田さん 環境センター見学
プレゼンする富田さん 環境センター見学

 

 経営学部の学生65名は、夏季休暇を利用してオーストラリアの南クイーンズランド大学(以後USQ)での「海外ビジネス研修」に参加しました。ここでは希望する学習テーマごとに3つのグループに分かれましたが、私はオーストラリアの文化や歴史などについて学ぶグループに入ることにしました。

 教室内での学習以外にも、アボリジニのダンスの輪に加わったり、もともとアボリジニの武器であるブーメランを作ったりと、大学での研修はとても楽しいものでした。しかし言うまでもなく授業内容は全て英語、ホームステイ先の家族との会話も英語と四六時中英語に囲まれて過ごすので、最初のうちは意思疎通をはかるのに苦労しました。英語が聞きとれなくて、何度も聞き返してしまうことが度々ありました。しかも聞き返してもほとんど理解できなかったのです。

授業風景
授業風景

 しかし、一週間ほど現地で過ごすと英単語が聞きとれるようになり、自分なりに相手の言いたいことが理解できるようになりました。ただしそれは、わかりやすくしゃべってくれるホストファミリーやUSQの講師の方との間だけで、ファーストフード店やスーパーの店員の人が何を言っているのかは全く聞きとれなかったのは残念でした。

 それでも二週間ほどたつと、簡単なコミュニケーション程度なら取れるようになっていました。しかしそもそも私は英語の語彙が不足していて、知らない単語が多すぎました。これでは、相手が何を伝えようとしているのか分からない時や、自分の言ったことが相手に伝わらない時が往々にしてあったのもあたりまえですね。

 たとえばホストファミリーに対して自己紹介をした時に、私の兄二人の職業について説明しようとしたのですが、英単語が思い浮かばず、なかなかうまく説明できませんでした。 また、日本に帰ったら何がしたい?というホストマザーの問いかけに対して、(オーストラリアではずっとシャワーだったので)「湯船にゆっくりつかりたい」と言いたかったのですが、入浴の文化の違いをどう説明すればいいか分からなかったためうまく答えられず、とても残念なお別れ5分前の会話になってしまいました。

  それでもこの2週間のオーストラリアでの経験は、私に大きな影響を与えてくれました。現在私はコンビニでアルバイトをしているのですが、その店にはよく外国の方が足を運びますが、研修参加以前よりも格段にうまく対応できるようになりました。以前は知らない単語が出てきた時点で全くのお手上げ状態になっていたものですが、今はお客様が探しているものがどういった用途で使われるかなどの説明を求めることによって、何とか対応することができるようになりました。

(経営学部2年  冨田 真)

フェアウェルパーティー ナイトサッカー
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2013/10/30

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