総合政策学部坂田隆文ゼミが「大学生のためのマーケティング研究講座」総合優勝(2連覇)
「子機付き複合機の販売促進政策」に対しリーフレット提案

総合政策学部坂田隆文ゼミが「大学生のためのマーケティング研究講座」総合優勝

 

 10月15日愛知大学において中部マーケティング協会主催「大学生のためのマーケティング研究講座」が開かれ、総合政策学部・坂田隆文ゼミが中部日本放送(CBC)賞を受賞するとともに、総合優勝に選ばれました。

 このコンテストは6大学7ゼミが5ヵ月間かけて立案したマーケティングプランを発表する会で、シヤチハタ(株)、(株)中日新聞社、中部日本放送(株)、名古屋鉄道(株)、テンプスタッフ・ピープル(株)、東邦ガスリビング(株)、ブラザー販売(株)、(株)三菱東京UFJ銀行が審査企業として招かれました。

 

■前年度優勝のハードル

 このコンテストでは企業と私たち学生がペアを組み、提示された課題を解決するための取り組みを行います。私たちはブラザー販売とペアを組み、そこで私はリーダーを務めました。

 ブラザー販売から提示された「子機付き複合機の販売促進政策の立案」というテーマを満たすツールとして、私達はリーフレットを提案しました。現行プロモーションに対する612個の批判点を元に改善策を見つけ、収集した1284部のリーフレットを参考に作成し、第6校目にして完成したリーフレットには、とても強い思い入れを抱いています。

 これらの振り返りを発表する場として挑んだ成果発表会では、昨年に引き続き総合優勝という結果を残すことが出来ました。これまでの濃い5ヶ月間の活動が認められたことを実感し、とても嬉しく思っています。

 また、優勝トロフィーを手にした際の感情や壇上からの景色は、決して忘れられないものになりました。数え切れないほど苦しい思いもしましたが、最終的にこの結果に繋げられたのは、ここまでやって来た活動に対する自分たちの思いの強さや努力が実を結んだのだと、強く感じています。

 (総合政策学部3年 平岩莉央)

 

■学生レベルの甘さ

 私は今回のコンテストを終えて、学生レベルの甘さを痛感しました。リーフレットの作成過程で、載せる情報やデザインなど自分たちが出来ること、考えられることは全てやったと思っていても、ブラザー販売の方からは何度も批判をされました。例えば、ただカタログを集約したものになっていないか、本当にこのリーフレットで子機付き複合機の魅力が伝わるのか等のご指摘を頂き、自分たちの取り組みは学生レベルではないかと気がつきました。

 自分たちの甘さを捨て、ブラザー販売の方に「それ、いいね」と認めて頂くために、アンケート調査と並行してヒアリングも行い、消費者の声をもとにこのリーフレットで本当に完成なのか議論を重ねました。何故このリーフレットが販売促進になるのか、何故この内容なのかを考え、納得がいくまで書き直し完成したリーフレットを、ブラザー販売の方に認めて頂いた時には言葉にならない喜びがこみ上げてきました。

 学生だからという甘えではなく、何故を問い続け、必死に頑張ったからこそ今回の結果を得られたと思います。今回学ばせて頂いたことを忘れず、得た事や、感じた事を今後の活動に活かし努力し続けていきます。

(総合政策学部3年 福岡慶子)

2013/10/25

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