経営学部中村ゼミ生がiPhoneアプリを共同開発
地図上の好きな場所に音楽と写真を投稿できる「たびうた」をリリース

アプリ開発プロジェクトのきっかけとなったプレゼン
アプリ開発プロジェクトのきっかけとなったプレゼン

 私たち経営学部中村雅章ゼミ2年生が、アプリクリエイターの柴田壮潤氏と共同開発したiPhoneアプリ「たびうた」が2013年2月22日、リリースされました。「たびうた」とは、地図上の好きな場所に音楽と写真を投稿できるアプリケーションです。地図上に立てられたピンをタッチしたり、新着情報を検索したりすることで、音楽と写真が自動再生していきます。旅をしながら思い出を残したい、旅をする気分を味わいたい、というコンセプトから「たびうた」と名付けました。

 私たちが、アプリ開発に携わることになったのは、昨年の10月に情報システムのディベロッパーの方々に向けて、ゼミの授業で考えたアプリアイデアをプレゼンさせていただいたことがきっかけでした。そこで、私たちのアイデアに興味を示してくださった柴田さんと出会い、開発プロジェクトが具体的に進んでいきました。

 アプリ開発会議は、週一回のペースで毎回夜遅くまで続きました。アプリのコンセプト、目的、利用シーンを話し合い、アプリの中身を固めていきました。試作品のアプリを実際に使ってみることで、使い勝手や改善点を検討し、デバッグ報告や意見を出していく、という形で会議は進んでいきました。人気の既存アプリを目標に、ずっと使ってもらえるようなアプリにすることを心がけました。

アプリ開発会議の様子
アプリ開発会議の様子

 アプリのイメージカラーも大切にしました。既存アプリにはあまり使用されていない色で、旅の雰囲気を醸し出す色として黄色を採用しました。また、「たびうた」のイメージキャラクターも考案し、アプリのアイコンとして登場させています。私たちは、「たびうた」をより使いやすいアプリにするために、メイン画面を何にするか、ボタンやアイコンの配置はどうするか、どのような情報を載せるか、必要な機能は何か、を何度も話し合いました。「たびうた」のアイデアを漠然と考えていた当初は、「本当にこんなアプリがあったらいいな」と思う反面、実現可能性があるのかは、私たちには想像できませんでした。今、アプリがリリースされて感慨無量です。多くの人に喜んでもらえるアプリになったと自信を持っていえます。

「たびうた」画面の説明
「たびうた」画面の説明

 今回、思えば私たちは積極的に自分たちのアイデアを提案することでアプリ開発につなげることができ、何事も行動することの大切さを、身をもって体験しました。アプリ開発の過程では、常にユーザーの目線に立って考えること、開発者には利益が得られる仕組みを作ることなど、経営学の実践的な勉強にもなりました。時間をかけて企画、制作してきたアプリも使ってもらわなければ意味がありません。私たちは、これからプロモーション活動に力を入れ、より多くの人にアプリの良さを伝え、一緒に楽しみたいと考えています。

(経営学部中村ゼミ2年 富樫香央理、三浦茉里子)

※下記のアップルiTunesストアから「たびうた」は無料ダウンロードできます。

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https://itunes.apple.com/jp/app/tabiuta./id601328306?mt=8

2013/03/05

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