経営学部中村ゼミが産学協同で商品開発
スーパー「サンエース」で4品目が店頭販売される

 経営学部中村ゼミの3年生12人は、名古屋市内に6店舗のスーパーを展開する「生鮮ひろばサンエース」の協力の下、お弁当・お総菜の商品開発とお祭りイベントの企画・実行をしました。

 商品開発については、サンエースに来店するお客様の9割が女性だということから、女性をターゲットにしたヘルシーメニューを考えました。夏野菜をキーワードとした商品のアイデアを出し、夏野菜の入った「ドライカレー丼」(350円)、「棒々鶏ちらし」(333円)、「塩麹弁当」(398円)、「うなぎサラダ」(198円)を提案しました。


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 実際に7月23日~30日のうち5日間にわたって店頭販売し私たちも売り場に立って商品をアピール。合計で241個が売れました。店舗に立つことで、彩りの良い商品はお客様の目に留まりやすいことや、お客様に商品を知ってもらうためのPOPの作り方が売上げに大きく関わるということに気づきました。お弁当・お総菜コーナーの売上高は、平常週に比べて30~35%アップし、お客様からも再来店の折、「おいしかったよ」と言っていただけました。


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 8月31日に店名にちなんで「サンエースの日」と銘打って、大々的なお祭りを企画しました。「塩麹の実演販売」、「ボールクーポン」、「お菓子釣り」など、子供から大人まで楽しんでもらえる工夫をしました。チラシも作成し、2,500件にポスティングを行いました。店舗全体の売上高が8月の平常週に比べて21%アップ、客数も25%アップしました。お客様に商品を販売、説明する難しさや顧客ニーズに応えることの大切さなど、大学の授業では学べないことを経験することができました。


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 サンエースさんでは、年に1回、各店舗の業務改善成果を報告する社内発表会を行っています。今年は9月12日と19日でしたが、私たちは、今回のプロジェクトで行った商品開発とイベント企画の成果について社員の方々の前で発表するという機会も得ました。 

 小杉憲一社長(本学経営学部1999年卒)から、「皆さんの発表は、お客様のことを考えた内容になっているのが伝わってきた」という言葉もいただき、感激しました。

(経営学部3年 商品開発チーム:岡野葵、榊原瑞季、イベント企画チーム:野田阿佐美、宮地里奈)

2012/10/18

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