「わからない」は「つまらない」に
「わかりやすく教える」ことの難しさを知る

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 5月28日から6月15日までの3週間、岡崎市立北中学校に教育実習に行きました。私が生徒だった時には気づかなかった先生方の仕事や生徒に対する想いを知り、とても有意義な3週間を送ることができました。

 実習中は指導案作りや教材研究はもちろん、生徒の日記のチェックや部活動への参加など様々なことを体験しました。大変なこともありましたが、周りの先生方が本当に親切にしてくださり、また、生徒の笑顔が大きな支えになり、無事実習を終えることができました。

 私が受け持ったのが女子の剣道の授業です。ほとんどの生徒が剣道未経験で、男子との体力差も考慮しながら生徒の実態を踏まえ授業を行いました。

 授業中、私の指示がわかりにくいと生徒は首をかしげ、中には活動をやめてしまう生徒もいました。生徒にとって「わからない」と感じることは「つまらない」になりかねないということを、身をもって感じました。指導教官の先生から助言をいただき、いかに簡単にわかりやすい言葉で指示するかを心掛け、改善を重ねました。

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 「教師の一番の仕事は授業です。子どもの一生のうち一度しかないその一時間の授業に全力を尽くしなさい」。これは実習中、校長先生からいただいた言葉です。教師として生徒の前に立つことの責任の重みを感じました。私が教師を目指す上で大切なたくさんのことをこの3週間で学ぶことができました。生徒に対し全力で接することのできる教師になるために、これからも日々努力し続けたいと思います。

(体育学部体育科学科4年 小笠原 聖峰)

2012/06/26

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