法学部古川ゼミ生が北方領土問題に関する共同研究
「名古屋国際関係合同ゼミ」「北方領土の返還を求める県民のつどい」で発表

 県民のつどい 名古屋国際関係ゼミ
県民のつどい 名古屋国際関係合同ゼミ

 

 2011年度、私たち中京大学法学部古川ゼミ(演習Ⅲ)は、「あれから66年-君は四島(しま)に何を想うのか-」と題する、北方領土問題に関する共同研究をしました。このテーマは、メンバーがそれぞれ持ち寄った中から話し合いを繰り返し、決定しました。その後も、意見のすれ違いや、時には熱くなる場面もありましたが、実際に現地に行ったメンバーの話をもとに元島民の声を発表に反映させることも出来ました。

 実際の発表では、北方領土問題に関する世間一般のイメージ、歴史的経緯、両国の主張、返還運動と現地の声、返還論を説明した上で、この問題の早期解決を図りたいならば、全国民がもっと北方領土問題に関心を持つべきであると結論付けました。

 私たちはこの発表を2011年12月11日に南山大学で開催された「第33回名古屋国際関係合同ゼミナール」のために準備していました。合同ゼミナールには、私たちのゼミに加え、南山大学、京都女子大学、神戸大学、金城学院大学、名古屋市立大学、名古屋大学、愛知大学、広島大学、愛知県立大学(合計12ゼミ約120人)の学生が集まり、研究の成果を発表しました。

 私たちのゼミ発表後、他のゼミの学生からの質問や他のゼミの教員からのご講評をいただきました。また、合同ゼミナールには、発表準備の際にお世話になった北方領土返還要求愛知県民会議の方々も見に来られ、お褒めの言葉をいただきました。その結果、2012年2月6日にウインク愛知(愛知県産業労働センター)で開催される「北方領土の返還を求める県民のつどい」でも発表してほしいとのご依頼を受け、再び発表を行いました。このように、自分たちの研究を発表する機会が二度も与えられたという貴重な体験ができたことにはとても感謝しています。

 約半年間、ゼミのみんなで協力し合った結果、良い研究が出来たと思います。今回の「第33回名古屋国際関係合同ゼミナール」と「北方領土の返還を求める県民のつどい」での発表を通じて、研究の楽しさや、メンバーの大切さを知ることが出来ました。これからは、この経験を就職活動や4年次の個々の研究発表に活かしていくつもりです。

(古川ゼミ・法学部3年 向井 啓人)

2012/02/14

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