白水ゼミ4年生らが日本認知科学会第28回大会発表賞
論文テーマは「公式を自力生成する協調学習過程の効果」

賞状を手にする原田さん、田島さん、安田さん

賞状を手にする原田さん、田島さん、安田さん


 情報理工学部情報メディア工学科の白水ゼミ4年生の原田一平さん、田島啓さん、安田遼さんと本学情報科学研究科修了生の伊藤智哉さん(2011年修了)の共著論文が11月26日、日本認知科学会第28回大会発表賞に選ばれました。

 論文タイトルは「公式を自力生成する協調学習過程の効果:ジグソー法と協調的な転移課題解決を用いた検討」。数学を受身でなく積極的に学ぶには、公式を教わる前に自分で問題に取り組んで考えたことを仲間と話し合うことが役に立つことを示したものです。

 学生たちは、指導教員の白水始准教授が公的研究費を得て進めている研究テーマ「未来の学習を準備する協調的発見学習の理論構築」と関連させ、白水准教授の協力のもと、研究成果をまとめあげました。

 田島さんは「3年春からコツコツ続けてきた成果が実って大変嬉しいです。私たちが今までしてきた公式に頼る学習が認知科学的に非効率的だという結果に驚きました」とコメントしています。白水准教授は「今回はある程度知識のあるSPIを対象にしたが、今後は学生たちとともに、発見学習を未知の分野でも成り立たせる条件を探っていきたい」と話しています。

2011/12/14

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