経営学部の中村ゼミと総合政策学部の坂田ゼミ生
ドラゴンズ球団関係者らに新商品を提案

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  経営学部の中村雅章ゼミと総合政策学部の坂田隆文ゼミは、8月25日、名古屋キャンパスで中日ドラゴンズ球団関係者らにプレゼンテーションを行った。
  両ゼミは4月より、ナゴヤドームへの集客に結びつく商品企画プロジェクト「ドラゴンズプロジェクト」を立ち上げ、中日ドラゴンズ球団関係者らに新商品を提案している。
  提案は7月16日に引き続き今回で3度目。

 

■ドラゴンズプロジェクトでの発表を通じて

●総合政策学部総合政策学科3年 船橋 知亜紀さん
  私たちは前回のプレゼンテーションで、中日ドラゴンズ球団関係者の皆さんにご指摘いただいた部分を修正し、皆さんから共感が得られるような企画にするため、夏休み中にも毎日のようにチームで集まり、何度も何度も議論を繰り返してきた。 また、ナゴヤドームに直接足を運び、観客がどのようなニーズを求めているのか調査し、私たちの企画しているグッズが本当に必要とされているものかどうかを確認する作業も行った。
  しかし、作業を進める中で、私たちがかたちにしたいと思っているグッズが球団関係者の方々に受け入れられるのかと悩むことが増えてしまった。そこで、私たちが提案したいものは何なのかということを突き詰めて話し合い、 「私たちの立場でしかできないことは、一人の消費者として欲しいと思えるグッズを考えることである」と考え、当日は私たちのこだわりを反映させたプレゼンテーションを行った。その結果、球団関係者の方々にも「大事にしたい部分を明確に持っておくことは強みになる」というお褒めの言葉を頂くことができた。 今後は、商品化されるために必要な水準をクリアしたうえで私たちの想いを込めた企画にできるよう、更に頑張って作業を進めていきたい。

 

●経営学部経営学科2年 大矢 陽亮さん
  ドラゴンズプロジェクトのプレゼンテーションも今回で3回目となったが、いまだに球団関係者の方々の前では緊張して身構えてしまっている。しかし、プロジェクトが始まった頃の自分と比較してみると、 プレゼンテーション中に自分の視線に気をつけようと注意したり、声はきちんと聞こえているのかを考えたりと、緊張の中でも冷静に周りに目を向けようとする余裕が少しずつ持てるようになってきたと感じている。
  今回のプレゼンテーションを通して、商品企画について球団関係者の方々に言われたことをそのまま受け入れるだけでなく、それについて考え、ここだけは譲れないというこだわりを持つことも大切だということを学んだ。 また、商品化のチャンスをつかむためには、変更せざるを得ない面も出てくるということも同時に学んだ。自分の大切にするこだわりと、それを実現するためのチャンスをつかむこと、この2つをかなえる柔軟な考え方、 つまりバランス感覚を身につけなければならない。このことに気づいたことが、今回のプレゼンテーションで得た一番大きな収穫であったと思う。

2010/09/10

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