国際教養学部の2年生27人がフランス・レンヌ第二大学で留学
1セメスター(1学期間)、語学研修プログラムを受ける

  国際教養学部の2年生89人が2009年8月―2010年1月、フランス(レンヌ第二大)、スペイン(サラゴサ大)、ドイツ(マールブルク大)、ロシア(サンクト・ペテルブルグ大)、中国(上海大、蘇州大)の5カ国に分かれ留学した。演習科目「海外課題研究」による留学で、1セメスター(1学期間)、提携先大学の語学研修プログラムを受けた。
  フランスに留学したのは27人。レンヌ第二大学で、他国からの留学生とともに、フランス語を学んだ。


■「フランスに留学して」 国際教養学部2年 大森みゆきさん

2010006_1.jpg

  レンヌ第二大学(CIREFE)の授業は文法や会話の他に、文化や発音を詳しく学ぶことができ、とても興味深く楽しいものだった。授業では、文法よりも会話に重点が置かれていた。自分の考えを皆の前で述べるということが苦手な私にとって、辛いと感じる場面もあったが、このような経験を積むことによって、語学力が向上したことはもちろん、人前で話す度胸をつけることができたと思う。
  フランスでの生活の中で、日本の政治や宗教について聞かれることが度々あった。私はその度にうまく答えることができず、日本のことを知ろうとしてくれている相手に対して申し訳なさを感じると同時に、自分の無知に恥ずかしさを覚えることが多々あった。そしてこのことがきっかけで、以前よりも日本について考える機会が増え、もっと自国のことを知りたいという思いが強くなった。同時に、他国の文化を学ぶには、まず自分の国を知ることが大切だということを再確認した。

2010006_2.jpg

  決して楽しいことばかりではなかった4ヶ月間だったが、辛いことや、数多くの問題を乗り越えたことで、何があっても乗り越えられる自信をつけることができたのは、大きな収穫であったと思う。私はこの4ヶ月間で、語学力だけでなく、たくさんのことを学ぶことができた。この留学を通じて得た友人や経験は、私にとって大きな財産になったと思う。

2010/03/04

  • 記事を共有