国際教養学部の2年生13人がドイツ・マールブルク大学で留学
1セメスター(1学期間)、語学研修プログラムを受ける

  国際教養学部の2年生89人が2009年8月―2010年1月、ドイツ(マールブルク大)、フランス(レンヌ第二大)、スペイン(サラゴサ大)、ロシア(サンクト・ペテルブルグ大)、中国(上海大、蘇州大)の5カ国に分かれ留学した。演習科目「海外課題研究」による留学で、1セメスター(1学期間)、提携先大学の語学研修プログラムを受けた。
  ドイツに留学したのは13人。マールブルク大学で、他国からの留学生とともにドイツ語を学んだ。


■「ドイツに留学して」 国際教養学部2年 伊藤由梨奈さん

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  留学前の私の語学能力は低く、留学へ行ってからも本当に来てよかったのだろうかと何度も考えた。毎日の授業が辛くてくじけそうになったが、日々、単語力、リスニング力等が身についていることを感じ、段々と授業を楽しいと思えるようになったことは大きな変化だった。
  クラスにはアジア人が多かったけれど、アメリカやエジプト、トルコなど本当に世界各国から集まっており、考え方や文化の違いに何度も驚かされた。日本の常識が他国の非常識になりかねないということを知り、相手の文化を知ることの大切さを感じた。

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  4カ月間の海外生活で、旅行などでは気づかないちょっとしたことがとても不便に思え、日本と比較してしまうことも何度もあった。日本で当たり前のことも、実は豊かさの象徴であったということを知る機会にもなった。
  辛いこともたくさんあったが、それを乗り越えることができた今では、留学前とは何かが違うと思う。今はまだ明確ではないその“何か”を模索しながら見つけ出し、将来に繋げていきたい。

2010/03/04

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