現代社会学部生が実施した社会調査「ドラゴンズ・プロジェクト」
「ナゴヤドームに女性専用シート」の提案が採用される

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  私たちは、プロ野球ファンの意識調査「ドラゴンズ・プロジェクト」を通して、根拠を持って自分たちの思いを相手に伝えることの素晴らしさを学んだ。
  中日新聞2010年1月28日(木)で、ナゴヤドームに「女性専用シート」を設けることが取り上げられた。これは、私たちがアンケート調査を実施し分析した結果を基に、中日ドラゴンズ球団事務所に説明した提案の一つである。ナゴヤドームの観戦者は女性が少数であるという問題に対し、女性が足を運びやすい環境とは何かを考えた中で生み出された。
  ドラゴンズ・プロジェクトとは、「名古屋都市圏におけるプロ野球文化」をテーマとし、現代社会学部の学生と教員、中日ドラゴンズ、ナゴヤドームが連携して行う社会調査プロジェクトである。取り組みの中心は、ナゴヤドームでのプロ野球公式戦来場者の意識調査である。全体の流れは、調査、データ分析、結果をまとめ、事業者側に報告をするというものである。

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  調査当日は、ナゴヤドームに行き、学生がお客様に対し質問に答えていただけるように話しかけた。とても緊張するがお客様に「頑張ってね」と励まされると、充実感を味わうことができた。ここに至るまでには、社会調査士に関する授業で、インタビューの仕方や、アンケートの分析の仕方などを学んだことが役立った。
  このような大きな責任が伴うプロジェクトに携わることができ、本当に貴重な経験ができた。この経験を通して、日常生活で感じるちょっとした気づきがより良い生活を支えるきっかけになることを実感した。

(現代社会学部現代社会学科3年 川越あゆみ)

2010/02/15

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