国際センター主催の夏季海外短期研修に11学部39人が参加
川崎満さん(体育3)と加藤岬さん(日本文学3)が体験記を綴る

  国際センター主催の夏季海外短期研修に11学部39人の学生(研修先と人数の内訳は、カナダ17人、オーストラリア22人)が参加し、それぞれの派遣先大学で英語力の向上を図るとともに異文化への理解を深めた。
  オーストラリアで研修した川崎満さん(体育3)と、カナダ・ビクトリア市のビクトリア大学で研修した加藤岬さん(日本文学3)に、体験記を綴ってもらった。

 

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ホストファミリーと一緒に写る川崎さん(左から2人目)

◆ 人との繋がりを実感したオーストラリア研修
  私がお世話になったホストファミリーの方々は本当に優しく、温かかった。国籍は異なるが確かな心の繋がりを感じ、この人たちともっと話がしたいという思いが、帰国後も英語学習の意欲になっている。
  海外で実際に生活し、大学で授業を受け、現地企業を訪問して過ごす中で、“自分は日本人である前に地球人なんだ”という自覚がとてもはっきりしたものになった。ゆえに日本だけでなく世界に貢献できるよう努力しなければならないという思いも強くなった。
  このようにこの研修では日本では得難いことを多く学べたが、何より私が感じたのは“人との出逢いの尊さ、ありがたさ”だ。人との出逢いが全ての始まりで、人はそこから様々なことを学び成長していくのだと、当たり前のことかもしれないがそのことを一番実感した。このオーストラリアでの出逢いに心から感謝したい。そして、今の自分があるのはこれまで出逢った人たちが自分を支えてくれているおかげだという事も忘れてはいけないと思った。
  私は“自分の考え方が自分の人生を創る”を信念として日々心を磨いている。今回の2週間の研修は私の考え方を大きく広げ、世界への意識を強めてくれた。今、私の胸は自信と希望でいっぱいだ。

(体育学部体育科学科3年 川崎 満)

 

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クラス仲間と一緒に(右手前が加藤さん)

◆ 研修を通して成長を実感
  私がカナダで過ごした1カ月は今まで生きてきた中で最も充実した1カ月だった。授業のクラスは少人数ではあるが日本を含め8カ国の人々が集まっていた。いくつか与えられたテーマについて討論した際に、国籍は違っていても同年代の人々が考えることはやはりよく似ているのだな、と感じることが多かった。私は21歳の誕生日をカナダで迎えた。同じクラスではないが友達になったドイツの17歳の女の子のホームステイ先で誕生日を祝ってもらえた。カナダの家の様子や料理を体験させてもらうことができた。一生の思い出となる誕生日だった。
  私がカナダへ行き一番感じたことは、日本での日常生活のありがたさだ。理解できて当たり前の言葉、いつも一緒にいる家族や友人。日本では普通だったことが、カナダへ行きありがたいことなんだ、ということを身をもって感じることができた。
  カナダで思ったこと、感じたこと、嬉しかったこと、辛かったこと全てが私を成長させてくれた。たった1カ月だったがこれから先まだまだ続く私の人生への影響は計り知れないと言っても過言ではないくらい収穫が多かった。心の底からカナダ、ビクトリア大学へ行ってよかったと思う。

(文学部日本文学科3年 加藤 岬)

2009/10/06

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