総合政策学部実践科目「フィールドワーク」
学生たちの企画が敷島製パン(株)で商品化・販売

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「パイケーキ チーズ&パンプキン」
「チョコナッツスティック3本入


  総合政策学部の学生たちが考案した2商品(「パイケーキ チーズ&パンプキン」「チョコナッツスティック3本入」、各参考小売価格120円・税抜き)が、10月1日より11月30日までの期間限定で敷島製パン(株)より発売され、量販店やコンビニエンスストア、パン菓子小売店などで販売される。
  総合政策学部は産学連携による実践科目「フィールドワーク」(担当:坂田隆文准教授)において、企業で実際に商品化される企画の立案を行ってきた。2008年度には2、3年の学生23人が4チームに分かれ、量販店などで販売されるパンを企画し、そこで出されたアイデアを基に協力企業である敷島製パン(株)が商品化を検討し、今回の発売に至った。敷島製パン(株)からは「学生のフレッシュで柔軟な発想から生まれた製品」として高い評価を受けており、ここに至るまでの学生たちの尽力のあとがうかがえる。

■フィールドワークで学んだ「仲間づくりの大切さ」
  私はこの講義を通して、目標を達成するために必要な「仲間づくり」の大切さを学んだ。特に、チーム内だけでなく、企業の方をも巻き込んで目標を達成することがいかに大切かを実感することができた。

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商品の企画立案した学生たち

  この講義は学生だけの満足で終わるわけにはいかず、企業の方が納得できる企画でなければ、厳しいご批判をいただく。そのため、企業の方を納得させることばかりを考えてしまい、チームの想いよりも企業の方の意向ばかりに目を向けてしまっていた。これでは駄目だと感じる瞬間が何度もあり、チームの想いと企業の方の考えを一つのものにするために、企業の方を「企画を納得させる相手」と見るのではなく、「一緒により良い企画を生み出していく仲間」と考えるようにした。そこで、何度も質問を重ね、相談に乗っていただくことで、企業の方からも「このような関係を作ることができて嬉しい」と言っていただけるまでになった。
  いま、お忙しい中、ご指導いただいたばかりか商品化してくださった敷島製パンの方々や、リーダーの私を支えてくれたメンバーである植村亜津沙・宇佐美直子・橋本あゆみ・早川久美の4人に心から感謝できるのは、この講義が単に商品企画のための講義ではなく、仲間づくりの大切さを実感できる講義だったからだと思う。

(総合政策学部4年・A班リーダー 服部有里)

2009/09/14

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