教員の本

公共経済学研究V

公共経済学研究V

中京大学経済学部附属経済研究所研究叢書第19輯

白井正敏・釜田公良(経済学部教授)・湯田道生(経済学部准教授)編著

本書は、中京大学経済学部附属経済研究所の公共経済学研究シリーズの5冊目の研究成果である。本書には、同研究所の所員・研究員の執筆による経済成長、教育政策、公共政策、社会保障政策、健康政策、そして財政政策といった多岐にわたる現代社会の諸問題に対して、政策的な解明を進めた8編の論文が収められている。
中京大学経済学部附属経済研究所。2012年3月20日刊。155頁。

新しい体育の授業づくり

新しい体育の授業づくり
勝亦 紘一(名誉教授)、家田 重晴(スポーツ科学部教授)編著

本書は、中京大学スポーツ科学部の多くの教員が執筆者となり、繰り返し読んでみたくなるような体育科教育の明解な入門書として作成したものである。体育授業においては、生涯スポーツをめざして運動やスポーツの楽しさを伝えていくために、指導者のたゆみない教材研究が特に必要である。本書がその「バイブル」となることを期待している。
大日本図書。2012年3月10日刊。203頁。税込2,100円

eコマース・ビジネス―その展開と動向―

eコマース・ビジネス―その展開と動向―

中京大学総合政策研究叢書No.5

高橋 秀雄(総合政策学部教授)著

eコマース(電子商取引)に関する書籍は数多くあるが、本書のようにeコマースを、断片的にではなく包括的に取り上げているものはあまりない。この著書の中では、企業間電子商取引、消費者向け電子商取引、サービス財の電子商取引、デジタルコンテンツ配信等の様々な部面において、eコマースがどのように展開されてきたのかが詳細に分析されている。
中京大学総合政策学部。2012年3月1日刊。 190頁。

市町村人口規模と財政

市町村人口規模と財政
古川 章好(経済学部准教授)著

平成の大合併の目的は、人口規模を増大させ地方政府の財政強化を図ることである。その合併において主導的な役割を担っているのは中央政府たる国である。本書では、合併の判断基準となりうる市町村最適人口規模、そして市町村人口規模への影響を考慮して中央政府はどのような行動をとるべきなのかを、理論・実証 の両面から分析していく。
中京大学経済学部。2012年2月25日刊。 185頁。

ミクロ経済学の考え方

ミクロ経済学の考え方
白井正敏・山田光男・中山惠子(経済学部教授)著

ミクロ経済学が追求する望ましいとする経済の基準は「効率性」および「公平性」である。本書は、誤解を受けやすい効率性の含意やその満たすべき条件などを丁寧に説明する。また、入門的な経済学では、あまり扱われていない公平性の考え方を詳しく説明している。現実の経済において、すべての人が利益を受ける変化は望み得ない。この本では、対立する利害を調整する問題を経済学がどのように解決するかを公平性の問題を通じて考察している。
八千代出版。2012年1月25日刊。 228頁。税込2,625円

English in Southeast Asia: Features, Policy and Language in Use

English in Southeast Asia: Features, Policy and Language in Use
James D'Angelo(国際英語学部教授)他著

このジョン・ベンジャミン出版からの書は、「世界の英語変種シリーズ」の中の一巻である。この書は3つのセクションからなり、最初のセクションはシンガポール、マレーシア、ブルネイ、フィリピン、タイ、香港における言語状況に関する六つの章からなっている。ついで、それら地域の言語政策に関する6章からなるセクションが続く。最後のセクションは、実際の使用言語に関するもので、その中で、筆者が中京大学の国際英語学部所属であり応用言語学と言語教育に関係していることから、国際英語とカルキュラムの章を執筆した。
ジョン・ベンジャミン出版。2012年1月25日刊。 394頁。税込13,560円

Understanding English across Cultures

Understanding English across Cultures
James D'Angelo(国際英語学部教授)他著

他の2名のアジア英語研究者との共著であるこのテキストは、「多様な英語」と「国際共通語としての英語」に関する理論を具体的で理解しやすい読み物と練習問題に応用したものである。このテキストが、英語専攻の大学生に現在使用されているグローバルな英語の実態を理解させ、将来のグローバルな人材になるために役立つことを願っている。
金星堂。2012年1月20日刊。90頁。税込1,995円

倫理学の道具箱

倫理学の道具箱

原題:The Ethics Toolkit: A Compendium of Ethical Concepts and Methods

長滝 祥司(国際教養学部教授)他訳

昨今の混沌とした世相を反映してか、世間はちょっとした倫理ブームである。一方で、倫理を正面切って口にすることにはどこかいかがわしさがある。「口では立派なことを言いながら人間的には・・」という輩も多いからだ。倫理的葛藤に処方箋を見つけることは難しい。本書は、矛盾と葛藤に満ちた、我々の「倫理的」世界を読み解くための概念の道具箱である。
共立出版。2012年1月10日刊。264頁。税込2,940円

著作権法改正の政治学

著作権法改正の政治学

戦略的相互作用と政策帰結

京 俊介(法学部講師)著

 政策に関する専門性が高いために多くの有権者と政治家が積極的に関心をもたないロー・セイリアンスの政策分野の一つに、著作権法・知的財産政策がある。
 本書は著作権法改正過程をめぐる政治家、官庁、利益集団、外国の戦略的相互作用をゲーム理論を用いて分析することで、ある政策帰結がなぜ成立したのかを明らかにし、その上でそれらを民主的手続きの正当性の観点から考察する。
木鐸社。2011年12月10日刊。272頁。税込3,675円

トレーニング科学

トレーニング科学

健康・スポーツ科学テキスト

北川 薫(学長・スポーツ科学部教授)編集

「健康・スポーツ科学テキスト」シリーズの第2巻。「総論」、「体力とトレーニング」、「トレーニングの注意点」、の3節から構成され、運動・スポーツ科学の専門家が、分かりやすく解説している。対象は、体育学・スポーツ科学系および健康科学系の学生、健康運動に従事する保健師、管理栄養士といった運動指導にかかわる専門家である。
文光堂。2011年11月3日刊。189頁。税込3,150円