「中京大学スポーツ・ミュージアム」 新体育館2階に19年開館へ 

 豊田キャンパスに建設中の新体育館2階に、「中京大学スポーツ・ミュージアム」が設置される。新体育館の完成後、内装や展示製作を始め、2019年に開館を目指している。「梅村学園・中京大学スポーツ将来構想会議」(議長・北川薫学事顧問)の主要事業の一つ。「学術とスポーツが融合し、スポーツ(身体文化)の多様な価値を未来に引き継ぐ場」として設置される。

 ミュージアム開設に向けて、スポーツ科学部、現代社会学部、工学部の教員と学生が中心になって、スポーツ史料の調査、収集、保存を進めている。100人を超えるオリンピアンを輩出してきた本学の競技実績やスポーツ史料を展示するのをはじめ、スポーツ科学体験ラボの設置、教育・研究に活用できるアーカイブスの構築によってコンテンツを充実させる。スポーツ史料の収集・保存・展示は、学芸員養成課程の先端的な実習の場となる。

 さらに、研究に関しては、スポーツ科学の成果だけでなく、11学部を擁する総合大学として学際的に研究に取り組み、スポーツに関わる文化的な国際ネットワークの拠点を目指している。また、スポーツに関わる企業との共同研究の成果を広く社会一般に発信する拠点とし、世界でもスポーツ分野では類がない試みがなされる。展示技術の開発に関しては、工学部が仮想化(デジタル化)に取り組んでいる。

2017/05/10

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