「中京大学トップアスリート強化・育成指針」を策定 学外と積極的に連携

【中京大学トップアスリート強化・育成指針】

 中京大学は、建学の精神に則り、スポーツ活動に取り組む学生がトップアス
リートとして活躍できるよう、強化・育成を支援する。

 この方針に基づき、学内の人材・施設等の充実に加えて、学外の社会的資源
と積極的な連携を図る。

 これにより、大学と社会の連携を中核としたトップアスリート強化・育成の
モデルを示し、社会に対する責任と貢献を果たす。

2017年2月22日

 中京大学は、学生のトップアスリートを強化・育成する基本方針を定めた「中京大学トップアスリート強化・育成指針」を策定した。中京大学のスポーツの価値を一層高めていく姿勢を学内外に宣言する内容となっており、こうしたスポーツに関する指針策定は中京大学では初めてとなる。2月22日に開かれた梅村学園の常任理事会で承認された。
 指針は、建学の精神「学術とスポーツの真剣味の殿堂たれ」に基づいている。オリンピックなどの国際大会や全国大会に挑む学生が活躍できるよう、強化・育成していくことを明確に打ち出した。また、選手の強化・育成に向けては、学内にとどまらず、学外の人材や施設などの社会的資源と積極的に連携する方針を明らかにした。さらに、こうした活動を通じ、社会に貢献していく決意を示した。
 策定にあたり、梅村清英梅村学園総長・理事長は2017年2月上旬、「梅村学園・中京大学スポーツ将来構想会議」(議長・北川薫学事顧問、略称スポーツ会議)に対して、「中京大学の戦略的選手強化」について諮問した。
 スポーツ会議は、2015年9月に正式会議として設置され、建学の精神に基づく「学術とスポーツの融合」を掲げて諸施策を検討、実施しており、今回の諮問事項についてはスポ―ツ会議実行委員会(委員長・北川議長)で検討した。2020年東京オリンピック・パラリンピックなど国際大会出場を目指す学生たちの動向、中京大学のスポーツを取り巻く現況や将来像、社会的責任など広範な議論を進め、「指針」として取りまとめた。22日の常任理事会では、スポーツ会議の答申通り承認された。

2017/02/22

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