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豊田キャンパス会場に、JOA「第4回ユース・セッション」開催 高校生向けオリンピック教育を実施

 高校生がオリンピックの理念などを学ぶ、日本オリンピック・アカデミー(JOA)主催の「第4回ユース・セッションin中京」が1224日―26日の3日間、中京大学豊田キャンパスで行われた。愛知県内の中京大中京、至学館、日本福祉大付属、椙山女学園の4高校の生徒23人が、23日で合宿生活をしながら受講した。

クーベルタンの顔も映し出されて開会式 縮小版.jpg
  開会式では近代オリンピックを提唱したクーベルタンも紹介された


 中京大学が共催、日本オリンピック委員会(
JOC)、愛知県教委、名古屋市教委が後援した。中京大での開催は今年3月に続き2回目。近隣の大学、高校にも呼びかけ、ボランティアとして活動する大学生と参加者としての高校生がともに学ぶ場を提供する高大連携型の「オリンピック教育」として展開した。
 初日の開会式では、日本の作曲家、古関裕而によって編曲されたオリンピック賛歌が流された。オリンピック賛歌は1896年の第1回アテネ大会で演奏された後、不明になっていた楽譜が1958年に見つかり、その後は古関編曲のものが使われ続けているという。実行委員長の來田享子・中京大教授がその由来を話した。午後からさまざまな分野の講師によるレクチャーやゲストスピーチ、スポーツ体験などが行われた。

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  熱っぽく語りかけたオリンピアンの中村明彦選手


 2日目も、レクチャーなどがあり、ロンドン、リオデジャネイロ両オリンピックに陸上競技の日本代表として出場した中京大OBの中村明彦選手(2012年度体育卒、スズキ浜松AC)も講師を務めた。
 中村選手は、大学4年の時に出場したロンドン五輪には400㍍障害、リオ五輪には十種競技で出場している。中村選手はロンドンで観戦した十種競技の試合で多くの観客が応援しているのを見て、「リオでは十種競技でオリンピックに」と強く思ったという。「企業や応援の人たちの期待にどう応えようか、何とか応えたい」という気持ちが高まり、今年の3月ぐらいからストレス性の胃腸炎で約3か月も下痢に泣かされたという。
 「それでもオリンピックは素晴らしい。出ることによって新しい出会いがある。人と出会い、つながりが深まっていく。だから、ぎりぎり頑張れるのだと思います」と話すと、高校生たちは大きくうなずいていた。また、中村選手は「五輪は金メダルの数がよく話題にされますが、華々しいところにいる選手ばかりではない。多くの選手が泥臭くやっています。そういう選手たちにも目を向けてください」と話していた。このほか、東京五輪での外国からの人々の迎え方、その時、一人ひとり何ができるかなどについても質疑応答があり、高校生たちは目を輝かせていた。

 最終日は閉会式に先立って、3日間に学んだことを作文にし、達成ムービーも披露され、4つのグループで作り上げた四半部を一つの旗に仕上げたYS旗を完成させ、全員で記念写真に納まった。
 この第4回では中京大会場とほぼ同じ日程で、つくば会場(茨城県)でもセッションが開かれており、この両会場から合わせて7人の高校生が選抜されて、2017年夏にエストニアで開催される国際ユースフォーラムに参加し、世界の高校生と1週間を、ともに過ごすことになっている。参加の高校生はこの日の作文などをもとに選考される。

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   スポーツ体験で5段跳びに挑戦した高校生たち




(2016/12/26)

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