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中京大、東海学園大、至学館大がスポーツ・セミナーを初開催

 愛知県と体育・スポーツ振興に関する包括協定を結んでいる中京、東海学園、至学館の3大学によるスポーツセミナー「次世代へつなぐ東海体育」が12月3日午後、中京大学名古屋キャンパスで開かれた。各大学が持っている体育・スポーツに関する教育資源を有効に活用し、更なる社会貢献を図ることが目的で、昨年の協定締結以来、セミナーの開催としては初めて。
 愛知県では、2020年FIFAフットサルワールドカップを誘致し、26年のアジア競技大会が名古屋市との共催で決まったばかり。19年のラグビーワールド杯会場の一つに豊田スタジアムが決まっているなど国際スポーツ大会は県民の身近なものとなっており、とりわけ若い世代の人たちに、競技力向上、地域貢献など幅広くスポーツについて考察してもらうことが狙いでもある。

 この日は、松原武久・東海学園大学学長の「競技選手の育て方など技術、栄養面などから科学していくことが大学の役目である」との挨拶で開会。県の行政担当者から「10年以内に昭和60年ころの子供たちの体力水準を上回ろう」という子供の体力向上への取り組みを含む「いきいきあいちスポーツプラン」などについて説明があり、現在の子供たちの体力レベルが示されるとともに、体力向上運動プログラム、地域スポーツ環境の整備、競技力向上などに関して、大学や企業との協力の必要性が述べられた。
 この後、北川薫・中京大学名誉教授(学校法人梅村学園学事顧問)が「大学のスポーツ」、谷岡郁子・至学館大学学長(学校法人至学館理事長)が「東海の未来とスポーツ」をテーマに話し、来場者に現状の説明やさまざまな課題、疑問などを投げかけた。
 この中で北川氏は「体育・スポーツ学の自立が大切」なことを訴え、そのために実技をしっかりとやるとことが必要だとしている。そして何よりも「自分たちの立場を他の領域の人たちに説明し、説得することが大切である」と強調した。また、谷岡氏は、「なぜ、スポーツ施設に専門家がいないのか」など、10の疑問を問いかけた。「図書館や美術館、保健所には司書や学芸員、保健師などがいる。すべての体育施設に体育学士を置いたらどれだけのことかできるか」と話した。
セミナーでは参加者みんなで考えようという機運が盛り上がり、北川氏は「次回を来年4月か5月に開催し、年に3回程度開ければ」と呼びかけた。

(2016/12/05)

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