梅村学園と東海東京フィナンシャル・ホールディングス、包括連携協定締結 学生アスリート育成奨学金を新設

 梅村学園と東海東京フィナンシャル・ホールディングスは11月8日、包括連携協定を締結した。協定の一環で、2020年東京オリンピック・パラリンピックを視野に入れ、同社の寄付金による給付型奨学金「東海東京アスリート育成奨学金」を創設、来年度から4人の中京大アスリートに支給する。個別の企業が学園と協定を結び、給付型奨学金を支給するのは全国的にも珍しい。

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石田社長(右)から梅村総長・理事長へ夢応援きっぷが手渡された


 協定はスポーツ文化あふれる地域づくりに貢献するため、教育・研究・文化の振興、人材育成、スポーツ振興・社会貢献などに両者が連携して積極的に取り組むのを目的にしている。

 学生アスリート向けの給付型奨学金は、中京大学体育会の水泳部、陸上競技部、スケート部の学生を対象に、各学年1人ずつの計4人に学費相当額を支給する。奨学生は両者による委員会で選考する。

 ◇記者会見の発言要旨

 石田建昭・東海東京フィナンシャル・ホールディングス社長

 「スポーツ文化のあふれる地域づくり、地域を大事にし、地域貢献のできる企業であることを大切にしています。ロンドン、ソチ五輪にJOCより紹介のアスリートを送り込み、20~30人の応援団も送りました。そのことによって社内の一体感も高まりました。さらにこの地域から有望な選手を、と思ったとき、様々な取り組みをされている中京大学さんとぜひご一緒にという考えに至りました。オリンピック、パラリンピックをターゲットに若い人たちがエネルギーを燃やすことができ、応援でもエネルギーと団結力が高まることを願っています」

20161108➁.jpgのサムネール画像
記者会見会場の様子

 

 梅村清英総長・理事長

 「リオ五輪・パラリンピックに学園関係の選手8人、コーチ2人を送り出し、オリンピアンの数も100人を超えました。今回の提携を機にさらにアスリート育成に力を入れたいと思っています。どの競技でもそうですが、レベルアップするごとにコストも相当かかります。提携による奨学金は学生にはもちろん、保護者にとっても大きいものです。チャンスの広がる画期的な試みで、この流れが定着していけば、卒業後も東海東京証券でお世話になれることにもつながるのではと期待します」


2016/11/08

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