テーマ「イノベーションと日米コラボレーション」
ジェイソン・P・ハイランド氏が講演

 米国大使館臨時代理大使のジェイソン・P・ハイランド氏を招いた講演会が、7月21日、法学部主催で行われた。ハイランド氏は「イノベーションと日米コラボレーション」テーマに基調講演し、“イノベーション”(技術革新)を軸にインフラおよび輸送手段、医療、サイバーセキュリティについて話した。

 ハイランド氏は「活発なイノベーションは経済成長や社会の進歩のためには不可欠です。日米は科学や技術の分野で学術交流を強化していく必要があるでしょう。今後より国際競争力のある人材育成が求められていく中で、海外に留学することは世界中で人脈を作ることや国境、文化の枠を超えて知識をつけることにつながります。この経験をした人たちがイノベーションに富んだグローバル人材になると思います」と語った。

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学生と談笑するハイランド氏

 

 講演を聞いた学生は「自分が考えていた視点とまた違う見方を聞くことができた」「イノベーションという概念自体なかったので考えることができてよかった」「グローバル化が急速に進む中でもっと学ばなければいけないと思った」などと述べ、ハイランド氏の発言内容に刺激を受けたようだった。

 また、学生からは今の米国の医療保険改革や日米地位協定について質問が飛び、「みなさん鋭い質問をしますね」と談笑する場面もあった。会の終わりには学生らと笑顔で握手を交わす様子が見られた。

2016/07/25

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