新入生歓迎公演
脚本から創作

 私たち演劇部劇団いかづちは、4月16日、17日に2016年皐月公演「食わず者」を上演しました。のべ142人のお客様にご来場いただきました。

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演劇中の様子

 

 今回の「食わず者」の脚本は皐月公演に向けて自分たちで創作したものです。舞台は山奥深くの森の中、3匹の猫が触れてはいけない水に触れ、皮がはがれるところから始まり、皮をかぶることこそが良いことなのか、はがれたほうが良いことなのか、と揺れ動く主人公たちの姿を中心に話は進んでいきます。ご来場いただいた方の中には、「猫たちのキャラクターに愛着がわいた」、「皆が被っている心の『皮』を再認識できた」と物語や登場人物に共感してくださった方が多数いらっしゃいました。

 本番までの期間においても、役者の動きを試行錯誤し、脚本の改稿や照明・音響等のスタッフワークの見直しを繰り返して、より良いものをお届けできるよう部員一同励んでまいりました。

 また、今回の公演は新入生歓迎公演ということもあり、入部を検討中だった一年生の方々も仮入部として、本番一週間前から私共のお手伝いをしてくださいました。このような、多くの方々の支えがあってこそ、劇がより良いものになったのだと実感しています。

 年3回行っている本公演ですが、どれも皆様のご来場によってここまで続けられています。皆様のご期待に沿えるよう、楽しんでいただけるよう、より一層精進していきます。

 今後とも、私たち演劇部劇団いかづちをご愛顧のほどよろしくお願いいたします。

 

(作・演出 国際教養学部国際教養学科3年 浅野 大輔)

 

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劇団「いかづち」の皆さん

 

2016/06/02

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