復興支援で募金活動
実際に熊本を訪ねて知る

 平成28年4月16日、熊本県で最大震度7、マグニチュード7.3という大きな地震がありました。私は高校生のときに愛知県高校生フェスティバル実行委員会に所属していたので、そのOBを中心に呼びかけ学生団体GIFTを設立しました。
 OBメンバーを中心に招集した理由は、現役の時に全員が東日本大震災後に東北に訪れていたり、募金活動の経験者だからです。今回の募金活動は愛知県高校生フェスティバル実行委員会の高校生とも協力しました。
 4月29日に19人(うち中京大学生、私・法学部2年神谷、経済学部1年河野紘希さん、竹内哲也さん)で平成28年熊本地震災害応援募金活動を名古屋市栄で行い、計54,267円集まりました。この募金で集められたお金は愛知ボランティアセンターを通して熊本県に贈られます。
 また、5月5日には実際に熊本を訪ね、熊本市災害ボランティアセンターにてボランティア活動を行いました。ボランティア活動は個人宅に訪問し、地震によって倒れてしまった家具を元に戻したり、治したりする作業をします。こちらのボランティアセンターでは大学生3人で参加し、お互いそれぞれの場所で異なる地域の情報を得るため別々で活動しました。私の参加した地域は、1件目は1週間断水していた状態で、2件目はマンションで未だに断水している状態でした。
 熊本県に訪れる前、断水していないと聞いていたので、現地に行き未だに断水していることを聞き驚きました。同時に、情報が錯綜しているので、現地に訪れ自分の目で確かめる事が重要であるとあらためて思いました。
 最後に、瓦礫を撤去したらボランティアは終わりではありません。東北では未だに元の生活に戻れずに仮設住宅で暮らしている人がいます。今後、熊本県で瓦礫が撤去されたら同じような問題が起こりうると思います。大事なのは風化させない事です。

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熊本にてGIFTメンバーと神谷さん(右端) 熊本への応援メッセージ

 今後もGIFTは復興支援のための活動を行っていきます。

 

(法学部2年 学生団体GIFT代表 神谷昇吾)

2016/05/16

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