文科省の「トビタテ!留学JAPAN」に大河内瑞穂さん(スポーツ科学部3年)
昨年参加した新井翔太さん(体育学研究科)も成果を報告

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梅村理事長(左)に抱負を述べる大河内さん(中)と、帰国報告する新井さん

 

 スポーツ科学部3年の大河内瑞穂さんが、文部科学省の留学支援制度「トビタテ!留学JAPAN」の4期生に選ばれ、4月から1年間、フィリピンとカンボジア、米国ニューヨークの3か国に留学する。大河内さんは3月28日、2期生として1年間のドイツ留学から帰国した体育学研究科修士課程の新井翔太さんとともに、梅村清英理事長に挨拶した。

 「トビタテ!留学JAPAN」は、文科省が推進する官民協働の海外留学支援制度。世界で活躍するグローバル人材を育成するため、2013年から始まった。全国の大学生が応募しており、選抜された学生には留学費用や活動経費が支援される。

 大河内さんは2年の春休みと3年の夏休みに、フィリピンの英語学校へ語学留学した。現地の小学校で5年生300人に、日本文化の授業も行ったことから、「学校体育」の指導に関心を持ってきた。

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フィリピンの小学生に日本文化を教える大河内さん(最後列中央)

 

 フィリピンでは語学研修と教育実習、カンボジアではNPOなどのインターン、ニューヨークでは語学研修を行う予定。大河内さんは、「スポーツは人の成長や心の拠りどころとなる。海外でスポーツの力を生かしていきたい」と抱負を話した。

 梅村理事長は「まだまだ未整備の国で、教育の原点も垣間見ることができると思う。先進国で見えないことをたくさん掴んでほしい。ニューヨークには中京大学の同窓会支部もあるのでぜひ声をかけてみて」と激励した。

 一方、新井さんは、スポーツ科学部の学生時代はハンドボール部で活躍しており、留学先では語学研修に加え、現地のハンドボールのプロクラブチームでプレーし、指導する経験も積んだ。

 新井さんは、「スポーツが人生を豊かにする手段であるという考え方や、世界のトップレベルのプレーを体感できた。ドイツ語に苦戦して、自分の選択肢にさえ不安を感じたが、カンボジアでハンドボールを教える機会を通して決意が新たになった」と梅村理事長に留学成果を報告した。

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ドイツのプロハンドボールチームでプレーた新井さん(後列右から2人目)

 

 新井さんは、4月からハンドボールのトップリーグ、HC名古屋の女子コーチに就任する。梅村理事長は「大きな経験を糧に、これから頑張ってください」と述べていた。

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2016/03/28

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