国際英語学部国際英語キャリア専攻の5人
実務翻訳支援ソフトの認定試験に合格

20160112-3.jpg
修了書を受け取る学生

 

 国際英語学部国際英語キャリア専攻の2年生5人が、翻訳支援ソフト「SDL Trados Studio認定」の初級にそろって合格した。2014年度に開設された国際英語キャリア専攻は、実務翻訳家の育成を柱の一つに掲げており、「SDL Trados Studio認定」の初級合格は初めてとなる。

 5人は今年度開講した専攻固有科目「翻訳とIT」「ビジネス翻訳実務」において、国内のプロ翻訳家の約9割が使用するSDL社(英国)の翻訳支援ソフトの使用方法を学び、昨年12月に初級コースのオンライン試験を受けていた。1月7日にSDLジャパン・シニアセールスエグゼクティブ佐藤弦氏が同席して授与式が行われ、科目担当の寺川徹講師(SDL社公認インストラクター)、国際英語学部のジェームズ・F・ダンジェロ専攻主任、コーディネーターの中川直志教授らから、修了書が5人全員に授与された。

 「SDL Trados Studio」を使った授業が行われているのは、日本の大学では本学が初という。初級では、製品のマニュアルやホームページのコンテンツ、特許申請書といったビジネス文書を翻訳する実務翻訳業務の基礎を学ぶ。

20160112-1.jpg

講義を総括する中川教授

 修了書を手にした安藤万那さんは「パソコンを使った翻訳がどのようなものか関心があり受講したが、直訳ではなく、相手にわかりやすく訳すことの大変さや奥深さを知ることができた」と振り返っていた。

 中川教授は「全員合格は一般企業等の一斉試験でもなかなかないと聞いた。今年度は長期留学者が多く履修者が少なかったが、講義の評判は極めて高かった。3年生も受講可能となる2016年度はもっと多くの学生に資格を取ってもらいたい」と話していた。

20160112-2.jpg

2016/01/12

  • 記事を共有