英語講演会に総合政策学部生や交換留学生ら300人
ビジネスのヒント、実例から学ぶ
英語による講演に耳を傾ける学生 |
ビジネスアイデアについての英語による講演会が7月14日、名古屋キャンパスの清明ホールで行われた。総合政策学部生と交換留学を予定している学生、本学で学んでいる留学生の約300人が聴講した。実際のビジネスの話を聞いて学生が将来を考えるきっかけとし、海外留学や海外文化への関心を深めてほしいと、本学国際センターと在名古屋米国領事館・アメリカンセンターが主催した。
講演するヘイグ渉外ディレクター |
アメリカのエネルギー情報サービス会社、オーパワージャパンのケン・ヘイグ渉外ディレクターが「気候変動問題をビジネスチャンスに-アメリカの新たな挑戦-」をテーマに話した。ヘイグさんは日本の電力市場が置かれている環境や同社が応用する行動科学の実例を挙げて、①自分の才能が活かせるニッチマーケットをさがす②市場的にも、社会的にも意味のあるものを生み出す③小さな成果の積み上げが、大きな変化を生むと、ビジネスのヒントを語った。
学生からは、「地域、国ごとの文化の違いによる消費者行動の変化にはどのように対応しているか」などの質問が相次いだ。ヘイグさんは、日本では炊飯器の電源オフや冬場のこたつ使用促進といった、顧客に送る省エネアドバイスを変えているなどと答え、「海外企業の就職や海外留学にもぜひチャレンジしてほしい。海外の学校で、ディベートやソリューションなどの手法を学ぶ中で、次のビル・ゲイツのような創業者に出会うかもしれない」とエールを送っていた。
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講演会に先立ち、スティーブン・G・コバチーチ首席領事とヘイグさんらが学園本部に挨拶した。安村仁志学長はコバチーチ首席領事やヘイグさんに8つの言語で書かれた大学パンフレットを紹介。梅村清英理事長も「これから学園が国際交流をさらに進めるにあたって、ご指導いただきたい」と述べると、コバチーチ首席領事は「力になれることなら、いつでも連絡してください」と応じていた。
ヘイグ渉外ディレクター(左端)、コバチーチ首席領事(同3人目)、梅村理事長(中央)らに向かって話す安村学長(右端) |