「旅行商品開発プロジェクト」説明会に50人
JAL、名鉄観光サービスと提携し2回目

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窪田さんの話を聞く学生

 

 学内公募型コンテスト「JAL(日本航空)・名鉄観光サービスとの産学連携による旅行商品開発プロジェクト」がスタートし、6月9日、事前説明会が開かれた。24グループ50人の学生たちが参加し、趣旨や企画書の作成方法、スケジュールなど詳細を確認した。

 2回目の今年はJALの「わく旅キャンペーン 名古屋-バンコク線」を企画する。付加価値やテーマ性があり、顧客がわくわくする旅の開発がテーマ。最優秀に選ばれた企画は、来年7月以降に商品化される。

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 JALの山本達也・名古屋地区販売部統括マネージャーは「商品企画からお客様に買っていただくまで、実際に商業活動を経験する機会にしてほしい。学生の皆さんの視点に、私たちも興味がある。価値のある一点ものの企画を待っている」と呼びかけた。

 名鉄観光サービスの窪田陽子海外旅行部課長は旅行企画に必要な13の視点を紹介。昨年度の優勝者が作成したツアーパンフを見せながら「昨年の優勝チームは、調査に生の声を盛り込んだところを評価した。ターゲットを絞り込み、どんなふうに夢や気分を提供するかをヒントにして」と、商品企画のポイントを伝えた。

 プロジェクトは学生の実践力を培う場として期待され、中京大の1-3年生が対象。ゼミやクラブ、旅行業界への就職希望者、その他有志など、3-6人のグループで企画案を作成し、8月20日までに応募する。事前説明会に参加していなくても応募可能。

 9月3日発表の一次選考を通過したグループは、JAL・名鉄観光サービスのアドバイスを受けながら企画を磨き上げ、12月末の最終プレゼンに臨む。

 説明会に参加した工学部のグループは「学部ではあまり見ない企画なので参加した。ミャンマーでボランティアをした経験を生かしたい」と意気込みを語った。昨年も応募した総合政策学部のメンバーは「タイの知識をしっかりと学んできた。内容や見せ方などの反省点を踏まえて今年こそ商品化を目指す」と気合を入れていた。

 JALの産学連携プロジェクトは、名古屋市立大学、金城学院大学なども取り組んでいる。学生の豊かな発想力、行動力を生かした魅力ある商品開発が期待される。

2015/06/10

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