アスリートが小学生に語る「夢の教室」に中京大、トヨタ自動車が参加 日本サッカー協会、豊田市との産学官連携事業は全国初

  アスリートが小学生に夢を持つことの大切さを教える「MIRAIへつなぐ『夢の教室』in豊田」の概要発表会見が5月28日(木)、豊田市のスカイホール豊田で行われた。豊田市では、日本サッカー協会(JFA)と豊田市が協定を結び、昨年10月から教室が始まっているが、2015年度は新たに中京大学とトヨタ自動車が支援団体として参加、産学官連携事業として開催される。
 
会見には、川淵三郎JFAキャプテン、太田稔彦豊田市長、トヨタ自動車運動部員らが出席。中京大からはフィギュアスケートの小塚崇彦選手(体育学研究科2年)、青戸慎司・陸上競技部監督(中京大職員)、青山繁・バレーボール部監督(中京大職員)が同席した。
 
「夢の教室」は、アスリートが小学校を訪れ、5年生を対象に夢を持つことの素晴らしさ、努力をすることやチームワークの重要性を伝えていくプロジェクト。JFAが2007年度から全国で始めているが、豊田市のように産学官4者による連携は、初めてのケースとなる。

IMG_0482.JPGのサムネール画像                    会見に出席したアスリートや小学生ら

 
会見では、川淵キャプテンが「中京大学とトヨタ自動車が連携し、豊田市のアスリートを派遣できることが、全国でも素晴らしい事例となる」と、4者による事業を評価した。
 
また、小塚選手は「自分の経験が、子供たちに夢を持つことの大切さを考えるきっかけになれば、こんなに嬉しいことはない。2019年に豊田市でラグビーW杯、2020年に東京オリンピックが開催されるので、子どもたちの夢を一緒に見つけていきたい」と話した。
 
 
授業では、「夢を持つことの素晴らしさ、それに向かって努力することの大切さ」、「仲間と助け合うことの大切さ、相手を思いやるこころ」などを伝えるために、子供たちと一緒に体を動かし、ディスカッションをしながら子どもたちと交流を深める。
 
今年度の「MIRAIへつなぐ『夢の教室』in豊田」は5月28日の元城小学校を手始めに、豊田市内22小学校51クラスで順次授業を行う。中京大は青戸監督らが講師となり、11月に5クラスを担当する予定。

IMG_0463.JPG               中京大から会見に出席した(左から)小塚選手、青戸監督、青山監督


2015/05/28

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