バスケットボール東海学生大会 男子が2連覇 女子は準優勝

  第53回東海学生バスケットボール大会の決勝が5月6日、愛知県小牧市のパークアリーナ小牧で行われ、中京大バスケットボール部男子は名経大を65対58で破り、2年連続28回目の優勝を果たした。
 中京大バスケットボール部女子も決勝に進出し、愛知学泉大に50対88で敗れたものの、準優勝となった。(中京大学スポーツ学生スタッフ 佐藤真由)                  

縮小版 5.6 身をひるがえしてシュートを決める奥間選手-thumb-400x300-9069  男子チームは、昨年のこの大会で9年ぶりの優勝を果たして以来、東海勢には負けていないが、第3ピリオドにいったんはリードされるという苦しい展開をしのぎ、地力を見せて2連覇を達成した。阿部祐也主将(スポーツ科4、四日市工)が最優秀選手賞、伊木祐二選手(スポーツ科4、米子工)が優秀選手賞を受賞した。
 
今大会前に主力をけがで欠き、準決勝まで圧勝といえるようなゲームはなかった。決勝戦も立ち上がりからリードするものの、二けたの点差をつけられない状況が続いた。身長2㍍余りの外国人選手がゴール下に陣取る相手に対し、早いボール回しと普段から作り上げたフィジカルの強さで対抗した。
 
得点王、リバウンド王などの個人賞は他チームの選手だったが、中京大には出口凌大選手(スポーツ科4、九州学院)、奥間一也選手(スポーツ科4、村野工)、稲葉泰嗣選手(スポーツ科4、宇都宮工)ら、攻守にレベル以上の選手がそろう。松藤貴秋監督は「まさにチームの総合力でつかんだ優勝です」と選手たちねぎらった。
 
6月には西日本インカレが開かれる。昨年、40年ぶりの決勝進出を果たした大会だ。「今年は何としてもと言う気持ちがあります。メンバー全員を万全の体調にし、関西勢にチャレンジしたい」(松藤監督)とさらなる進化を目指している。
(写真は、身をひるがえしてシュートを放つ奥間選手)

縮小版 5.6 シュートを決める西田選手.jpgのサムネール画像 
一方、女子チームは、今大会前の愛知学生トーナメントでは5位に終わり、今大会は1回戦からの出場となった。西田花奈主将(スポーツ科4、羽衣学園)は「それがバネになった」と言い、下馬評以上の戦いを続けた。5日の準決勝では、なかなか勝てなかった桜花学園大を大接戦の末、破り、波に乗った。
 
決勝の相手は全国クラスだけに、立ち上がりからリードを許したが、禿隆一コーチは「負けたけれど、収穫のあった試合でした」と振り返った。愛知学生トーナメントでは早く負けたため、愛知学泉大との対決がなかっただけに、「今回、強豪の力を肌で感じたことは次につながると思う」と禿コーチは期待する。
 大会の個人賞では西田花奈主将が敢闘賞、得点王、リバウンド王の3賞を受賞した。また、梶川貴恵選手(スポーツ科4、岐阜女)が3P(3点シュート)王に輝いた。西田主将は「東海学生で決勝戦に進んだのは4年間で初めて。インカレベスト8を最低目標に頑張ります」と前を見つめた。
(写真は、シュートを決める西田選手)

2015/05/07

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