体操の寺本明日香選手(スポーツ科学部2年)が全日本個人総合選手権で初優勝 湯元さくら選手(スポーツ科学部1年)は6位入賞

寺本選手_0025.jpg 体操競技部の寺本明日香選手(スポーツ科学部2年、名経大市邨)=写真左=が、第69回全日本体操個人総合選手権(4月24日-26日、国立代々木競技場第一体育館)に出場し、女子個人総合で初優勝を果たした。新入生の湯元さくら選手(スポーツ科学部1年、武豊)は、6位に入賞した。

 寺本選手、湯元選手は、個人総合選手権2日間の合計得点により、ユニバーシアード夏季大会(7月、韓国・光州)に日本代表として出場することが決まった。
 個人総合選手権は、世界選手権(10月-11月、英国・グラスゴー)の選考会も兼ねており、今回の成績と、5月のNHK杯、6月の全日本種目別選手権の結果で、世界選手権の日本代表が選ばれる。

 寺本選手は、26日に行われた女子決勝で、合計57.350点を挙げ、2位の内山由綺選手をわずか0.050点差でかわした。種目別の得点は、跳馬14.000点、段違い平行棒14.750点、平均台14.600点、床運動14.000点と、いずれも14点台をたたき出した。寺本選手は3月に左手小指のじん帯断裂のけがを負い、万全な状態ではなかったが、各種目とも大きなミスなく演技をまとめた。

 体操競技部の坂本周次・女子監督(レジックスポーツ代表)は、「寺本選手は3月17日に負傷して3週間は手を使った練習ができなかった。4月7日から徐々に手を使った練習を始め、元に戻そうと努力してきた。大会ではD難度の技を抑えたが、優勝はミスがなかったことが大きかった。大変な集中力で競技したと思う」と、けがを克服して初の栄冠を手にした寺本選手の頑張りを評価した。

湯元選手_0020.jpg松村選手_0022.jpg また、湯元選手=写真左=は、合計55.050点(跳馬13.600点、段違い平行棒13.450点、平均台13.850点、床運動14.150点)を獲得し、6位となった。

 湯元選手と同じ新入生の松村泰葉選手(スポーツ科学部1年、東海学園)=写真右=は、合計52.450点(跳馬13.600点、段違い平行棒13.450点、平均台12.150点、床運動13.250点)の16位となり、健闘した。

2015/04/27

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