新井翔太さん(体育学研究科)が「トビタテ!留学JAPAN日本代表プログラム」に選出
「日本ハンドボール界の発展により、国民に夢と感動を」

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 新井 翔太さん

 世界で活躍できるグローバル人材の育成を目的に、政府が推進する官民協働海外留学支援制度「トビタテ!留学JAPAN日本代表プログラム」に、体育学研究科修士課程2年の新井翔太さんが選ばれた。期間は2015年4月から2016年1月まで。留学費用や活動経費などは同制度の基準により支援される。

 新井さんは、日本のハンドボール界が海外に比べ注目度が低いことから、世界最高峰のリーグを持つドイツに留学し、ハンドボールの分析技術と能力開発の方法、体系化された指導者資格制度を学ぶ。帰国後は、①アナリストの育成、②指導者資格制度の確立、③クラブチーム内の一貫指導や運営アドバイスなど、講習会等を通して日本ハンドボール界発展の一助になるよう活動していく。2020年東京オリンピック・パラリンピックを視野に、「多くの国民に夢と感動を与えるスポーツ」に高めることを目指している。

 「小学生でも安全にできるミニハンドボールはフットサルとコートのサイズが同じ。裾野を広げる意味でも、競技場の有効利用の側面でも意義がある」と語る新井さん。ハンドボールの競技人口を増やすための施策も多方面から練っている。

 出発を前に新井さんは、梅村清英理事長らに「ドイツでアナリストの勉強をし、日本ハンドボール界の競技力向上を目指したい。素晴らしいプレイは感動を与え、日本社会の活力につながるはず」と抱負を語り、梅村理事長は「夢は一歩一歩進んでいくもの。ぜひ実践してほしい」と激励した。

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※「トビタテ!留学JAPAN日本代表プログラム」第3期生の募集について(http://www.tobitate.mext.go.jp/about/program/index.html

2015/03/06

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