東南アジアの学生26人と本学学生が国際交流
政府が進める青少年交流事業の一環

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 剣道の防具をつけるマレーシアの学生 本学学生と一緒に正拳突きの練習

 政府が進める青少年交流事業の一環で、日本武道(空手、剣道)をテーマに集まったカンボジア、ミャンマー、マレーシアの大学生・中高生の訪日団26人(14~28歳)が、11月13日、本学豊田キャンパスを訪れた。日本武道を通して日本の魅力を知ってもらう6日間のプログラムで、愛知県内の最先端技術の施設、史跡なども見学した。

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 講義

 本学では「武士道」に関するミニ講義、空手と剣道の実技練習、本学学生との交流会が行われた。空手の実技練習を終えたミャンマーのダジン・エイさんは「母国の道場より練習がハードで疲れたが、中京大生が親しく接してくれたので楽しくできた」と、マレーシアのヒイ・スーザンさんは「これまで疑問だった剣道の正面という概念が、説明を聞いて初めて理解できた」と笑顔で感想を語った。

 交流会には、レクリエーション部や有志の学生たちも加わり、4カ国60人の学生たちが会話を楽しんだ。相手との共通点を見つけ出すアイスブレイキングゲームも好評で、身振り手振りを交えながら趣味や好きな食べ物などを確認していた。空手道部の山下真由美さん(スポーツ科学部3年)は「空手を通して日本と途上国の懸け橋になりたくて、指導者を目指している。今日、夢に一歩近づけた気がした」と感慨深げに語った。

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交流会で会話を楽しむ学生たち  

 青少年交流事業(JENESYS2.0)は、日本経済の再生に向け、外務省が進めている。日本への関心を高めて日本を訪れる外国人を増やすこと、日本の魅力や価値の国際的な理解促進を目的としている。予算は150億円、35,000人(アジア・オセアニア地域30,000人、北米地域5,000人)の青少年の訪日を目指している。今回のプログラムは、一般財団法人日本国際協力センターが外務省の委託を受け実施した。

2014/11/14

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