図書館の「選書ツアー」好評
学生が書店で閲覧図書を購入

選書ツアー1
書店の本棚で専門書などを手に取り、内容を確認する学生たち

 学生が書店で直接、図書館の蔵書となる図書を選ぶ学生選書ツアーが5月14日と16日に行われ、3、4年生16人が参加し、計335冊の図書を選んだ。

 学生の目線で、自分たちの専門分野の知識や教養が深まると思う本を選んでもらい、図書館に置いて学生への貸し出しを増やそうという試み。購入費用は約80万円で、図書館学生選書費から拠出された。

 参加した学生たちは、ズラリと並んだ書店の書棚の間を何度も往復しながら、本を手に取り、じっくりと内容を確認していた。

選書ツアー2
選んだ本は、図書館の蔵書とダブらないかチェック

 昨年、交換留学でアメリカの大学に行き、異文化マネジメントについて勉強してきた経営学部4年篠田陵典さんは、英語で書かれたビジネス系の専門書など10冊以上を選んだ。「留学先の大学では本を読んで感想文やレポートを書かせる授業が多く、レベルが高かった。日本でも図書館に英語のビジネス書が置いてあれば、学びがいっそう深まる。友人たちもぜひ読んでほしい」と話していた。

 選書された図書は、ツアーに参加した学生に優先的に貸し出され、その後展示ポップ用に書評を書いてもらい、図書と一緒に名古屋図書館と豊田図書館に展示する。秋には1、2年生を対象とした選書ツアーを実施する予定。

2014/05/24

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