本学と名古屋市教育委員会が相互連携協定を締結
名古屋市の学校教育充実と本学の人材育成強化掲げる

名古屋市教委協定締結
協定を締結し握手をする北川薫学長(左)と下田一幸教育長

 

 名古屋市における学校教育の充実と、本学の人材育成を強化するため、本学と名古屋市教育委員会は名古屋キャンパスで4月30日、相互連携に関する協定を締結した。同市と大学全体との包括協定は初めて。

 締結にあたり、北川薫学長は「本学スポーツ科学部のマンパワーやノウハウを、小中学生の体力や技術の向上に少しでも役立てたい。今回は運動指導がメーンだが、ほかの本学11学部の分野においても協力できる」とあいさつ。「生徒から見て教員よりも年の近いお兄さんお姉さんと接して活動量を高める中で、ボールの投げ方や速く走る方法などを習得していってほしい」と話した。

 下田一幸・名古屋市教育委員会教育長は「名古屋市では、子どもの体力向上が重要なテーマの一つ。大学が持つ知恵を借りて、子どもたちがもっと運動を好きになったり、運動する習慣を身に着けるようになれば」と期待を込めていた。

名古屋市教委協定締結

 協定により、本学の教職課程履修者が、小中学校における体育実技の補助や部活動の指導などへ継続的に参加できるようになる。従来、教員を目指す学生から、教育実習以外でも実践の場を増やして欲しいという声が寄せられていた。大学と市教育委員会が窓口になることで、学生がより多くの現場で経験を積むことが可能になり、社会人基礎力の育成にもつながる。

 名古屋市においても、学生がサポートを行うことで、生徒の資質・能力を伸ばし、充実した授業を作ることが期待できる。学校教育の現場や教育委員会が取り組む場面において、一層の成果を見込んでいる。

名古屋市ホームページでも紹介されています。

2014/04/30

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