名古屋キャンパスに「知の拠点」
図書館棟、実験棟など3棟完成

1号館 11号館
1号館 11号館

 中京大学名古屋キャンパス(名古屋市昭和区)に、図書館や学術ホール、教室などを備えた教室・図書館棟(1号館)、管理・研究複合棟(11号館)、工学部の実験棟の3棟が完成し、3月27日、竣工式が行われた。教育・研究の中心となる「知の拠点」であるとともに、太陽光発電を導入し、井戸を掘って震災時における近隣のライフラインを確保するなど環境対策にも力を注いでおり、地域の新たなランドマークとなることを目指している。

 3棟が建設されたのは、山手通りに面した「C-EAST地区」。1号館は旧図書館が入っていた旧1号館跡地にお目見えした。地下1階、地上7階建てで、延べ約1万4000平方メートル。新図書館は1・2階にあり、グループ学習ができる「ラーニング・スクエア」や、飲み物を飲んだりしてくつろげる「リフレッシュ・スクエア」も置かれ、快適で便利な学習・研究環境となっている。2階には食堂や書店も入居する。

 3階の学術ホールは、梅村学園の梅村清明・初代理事長の名前を取って「清明ホール」と名付けられた。500人が収容でき、国際会議や講演会などに使われる。このほか4階~7階にはコンピューター演習室やゼミ室、教室などが配置され、学生たちが利用できるラウンジも作られた。

挨拶する小川理事長
挨拶する小川理事長

 一方、11号館は地下1階、地上12階建てで、延べ約8300平方メートル。1、2階がラウンジとなっているほか、工学部研究室エリア(4~7階)、会議室エリア(8階)、事務室エリア(9~12階)などが設けられている。

 また、実験棟は地下1階、地上3階建てで、延べ約1050メートル。4月からスタートする工学部機械システム工学科と電気電子工学科の実験室や、高電圧試験装置、機械作業室が整備された。

 竣工式であいさつした梅村学園の小川英次理事長は「2014年の開学60周年に向けたキャンパス整備の区切りの日であり、文系・理系の学部を一つに併せ持つ『知』の拠点として、新生・中京大学の始まりの日でもある」と語った。

小川英次理事長の式辞(全文)はこちら(PDF

清明ホール ラーニング・スクエア
清明ホール ラーニング・スクエア
図書館 リフレッシュ・スクエア
図書館 リフレッシュ・スクエア

2013/03/27

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